胃腸の乱 | 一日一日、ゆっくりと

一日一日、ゆっくりと

 自分に負けず、歩く日々

転移したがんの増大を抑える分子標的薬 「ヴォトリエント」 の服用を始めて10ヶ月目に入りました。

ヴォトリエントの副作用について、このブログでしばしば報告してきました。

 

それなりに、副作用との付き合い方も学んできましたが、やはり手ごわい。

 

この6月になって、消化器系統が一気に反乱を起こしました。

 

消化器は、口からオシリまでの長い管。

 

まず、口の味覚異常が悪化しました

で、胃の痛み。そして、吐き気。

腸では腹鳴、腹満、痛み。

仕上げはGP (gerippi)

 

消化管の入口から出口まで連動しての一斉蜂起が起こりました。

 

6月1、2日は豊橋までクルマで出勤。

通勤経路には、不意のGPに備えて

緊急駆け込み用の避難トイレをいくつかマークしてあります。

高速のサービスエリア、スーパー、コンビニ、道の駅、公園などです。

 

通勤の行きも帰りも、3~4ヶ所でトイレ休憩をつなぎながら

なんとか目的地にたどり着きます。

なかなかスリリングです(笑)

 

GP問題はそれでなんとかしのぎますが。

問題は食べること。

 

味が変だし

消化が鈍っているので、食べると胃腸がグルグル鳴り

痛みや吐き気ですぐにリバースを催してきます。

 

でも、食べた以上、それを戻してはいけない。

だましだまし、奥のほうへ行くようイメージして

オノレの胃腸に語りかけるんです(笑)

 

あのなあ、胃腸よ・・・

これまで55年間

よく働いてくれました。

若いころなんか、毎晩酒を送り込んだし、苦労かけた。

まあ、いろいろと言い分もあるだろう・・・

しかしな

ヴォトリエントは止めるわけにいかんのだよ。

あんな、ワケワカランものを服用して迷惑だろうが

がんがデカくなったら元も子もないんだよ。

そこんとこ、よろしくな・・・

 

感謝とお詫びを込めて語りかけ、

胃腸の怒りを沈めます。

 

リバースしそうなときは

できるだけ気持ちをそらし、遠くを見つめ

食べ物や消化に関係ないことを考えるようにします。

ブラックホールの謎とか

都知事選挙のゆくえとか

まったく関係ないことを考えて、リバースを受け流します。

 

もちろん

胃腸に優しく、味覚異常に影響されないように

食べ物を工夫することはとても大切です。

 

さいわい昨日と今日の土日は予定が無く

ずっと家にいたので、マイペースで食事が出来ました。

それにトイレも行き放題(笑)

 

食事で心がけたのはなんといっても水分補給。

ひっきりなしのGPで水分が奪われるので、スポーツドリンクを活用しました。

 

 

これを一日2本

失われた水分を補い、電解質バランスを保ちます。

 

糖質の摂取は、そうめんやプリン、果物ゼリーなど

胃への負担が少なく、味覚にも違和感のないものがいろいろとあります。

 

これからの季節、そうめんが活躍ですね

 

ゼリー、プリン類は胃にやさしい味方

 

その他、たんぱく質はとろろや豆腐、鶏ささみ

合わせて、クセの少ない茹で豚、アボカドなどで、脂肪を摂りました。

大根おろしを加えると消化に良いので多用しています。

 

胃に負担なく、たんぱく質を摂れるとろろ

 

ゆで豚は、さっぱりと脂肪も摂れます

 

くせのないささみは、用途も広く重宝します。

 

脂肪分に富むアボカド

 

バナナは皮に黒点の出たころが好きです。

 

とにかく、身体は病気と闘う 「土台」 ですから

副作用で身体が衰えないように頑張らなきゃですね。

 

明日からまたお仕事。

オナカの調子がこんなふうなので、ちょとコワイですが・・・

なんとか胃腸には持ち直してもらって

また、美味しく食べれるようになりたいものです。

 

 

 

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