暖かい土曜日の湘南です。

金木犀 2回目の花をつけ
甘い香りを漂わせています。


最初の花は 台風であっという間に散りました。

昨年は3回も花をつけましたが
今年はどうかなぁ?


たくさん睡眠を取り 薬を飲んだら
脚の調子がだいぶ良くなり
痛みもほぼ無くなりました!
油断は禁物ですが 
家事は休みなしなので。。

大事な猫のお食事を買いに行く時に
近くにある 江の島弁財天道標の一つに寄りました。


おさらい

江戸時代 杉山検校という人が建てた
東海道五十三次 藤沢宿から 江の島までの道標
43基のうち 12基が残っています。
(下の表は14までありますが 
2基は検校以外が建てたもの。)



今日 訪ねたのは表の12番
法照寺 にある道標です。

法照寺は 浄土宗の寺院です。
場所は 鵠沼地区 
皇大神宮の近くにあります。




説明書はこちら。。

昭和になって 現在近くにある 日本精工建築のため
移されたとのことです。
説明にもあるように 道標は いくつかのルートで
建てられていたと思われます。

こちらが 境内入り口にある お稲荷様の鳥居

その右に 道標はあります。

弁天様を表す梵字 サと ゑの文字
草木が生い茂って下の方が撮れませんでした。


石柱の頭は尖った形だったようですが
だいぶ削れて丸くなっています。
一切衆生 と刻まれていましたが
いつからか二切と 一の上に
一が付け足されて二になっています。

二世安楽

江の島を参る全ての人(一切衆生)が
現世、来世の二世に渡り安穏極楽であるように。


境内にはたくさんの石碑や石仏

庚申塔

お地蔵様と お坊さんの墓石

背の高さ順で並んでいます。


如意輪観音


そして浄土宗のお寺ですが
二体のお大師様か祭られています。


こちらは 相模国準四国八十八か所 第48番の
お大師様




こちらは 地域のお大師様?
なぜあるかは不明です。

遊行寺周辺の札所のお大師様像 二体が
行方不明になっていますので
その一つではないのかしら??


法照寺本堂
以前は 中が見える引き戸だったけど 
なんか収蔵庫っぽく 変わっていました。


こちらには 秘仏の 十一面観音様がいらっしゃいます。
二年前 2020年に開催された
相模川流域のみほとけ展 図録より


木造 平安時代の作
右手に錫杖を持つ 長谷寺式の十一面観音
新編相模風土記稿によると
「聖徳太子作」とあるようですが
背面の衣紋線がほとんどないことから
地方仏師作のものと判断されるそうです。
(図録の解説より抜粋)


江の島道標から 話はそれましたが
ぼちぼち 時間を作って 道標巡りします。