この数ヵ月インドの映画にはまっています。

ボリウッド映画と言えば、歌や踊りや予測不能なストーリー展開など
ハリウッド映画とは違う魅力があります。

が、この映画は派手な歌や踊りのシーンはありません。

主人公の主婦は 毎日夫や子供たちのために家事や育児をしていました。唯一の楽しみはインドの伝統菓子を作って売ること。
家族の中で一人だけ英語が苦手。
インドの富裕層は子供を英語の学校に通わせたり、ビジネスで英語を使うのが普通のようです。
英語ができないということで、夫や子供からばかにされ 情けない思いをしていました。
そんな折、アメリカで暮らす姉から、娘が結婚式を挙げるので手伝いに来てほしいと頼まれ、一人ニューヨークへ旅立ちました。
家族が式に参加するため渡米してくるのは2週間後。
意を決して、英語学校に通い始め、そこで出会った人たちとの友情を深めながら英語を身に付けていきます。
最後に姪の結婚式で英語でのスピーチを頼まれ、夫が妻は英語が出来ないので。。と断ろうとするのを遮り、
堂々と英語でのスピーチをする主人公の姿に 家族も感激し涙をながします。

今年見た多くの映画の中でベスト5に入る映画でした。

主人公のマダムを演じた女優さんは、残念ながら今年2月に ドバイのホテルのバスタブで溺死されてしまったそうで、ご冥福をお祈りします。