夏休みにハマった LaLaland から、主演のライアン ゴズリングの映画をチョイスです。
君に読む物語
以前DVD借りて見た記憶があるものの ストーリーを覚えていませんでした。
その時はあまり心に響かず 印象に残らなかったようです。
10代の初恋 って 何も怖いものはなく
その人のことだけ考え ひたすら好きという気持ちを燃え上がらせていくもので
だから周りの大人から見ると危なっかしく 時に反対されたり
お互いがのめり込むあまり 自滅したり
その時の心の傷って一生心の奥に残っていたりするもので。
遠い昔を思い出しました。
でも 今回心に響いたのは 認知症で記憶を失っている主人公の思い。
記憶を取り戻した短い時間 だけしか 愛する人を認知することができません。
2人は 回り道したけれど10代の頃の初恋を実らせ 幸せな人生を送っていた。
あんなに夫に愛されて一生を過ごせるなんて幸せな女性だなと思います。
私の母も認知症で 全く記憶がなくなることはありませんが
時々 過去のことや、思っていたことが現実と区別できず混乱します。
母は亡くなった父が生きていた時は 毎日罵り
その行動を否定し 拒絶していました。
私はずっとそれが嫌で 小学生だった時母に
私は父のことが好きだから悪口を言わないで と 言ったことがありました。
大人になって どんなに夫に不満があっても決して息子には言わないと決めています。
どれだけ子供が傷つくか。。。
そう、ホントに我が家は 男女の愛はどうもうまい形にはならないようで。
そんな母ですが 先日夢を見たのか 父が家に帰って来たから 外を見て連れて来て
と、 しつこく言って いた日がありました。
認知症になると昔のことを思い出すって聞きますが
母も出会った頃の すごく父を好きだった時の気持ちを思い臆すことがあるのかなあ。
母が妄想を言い張るからつい怒ってしまうので
私は意地悪な女の人って 思われているようです。
小さかった子供の私を探しているのかもしれないなあ と思うと 切ないです。
この歳になって見ると また奥の深い物語でした。