シリウスふぁーむ便り・・シイタケ栽培(3)・植菌作業
農園内に1メートルに玉切った原木を運び終えると、この原木にシイタケ菌の種ゴマを植菌します。
種ゴマは縦に25センチほどの間隔で、横に7センチほどの間隔で千鳥足状に打ち込みます。
実際はこの種ゴマの間隔は、樹の大きさや形によってまちまちです。シイタケ菌は原木の縦方向に蔓延してゆきます。
原木の切り口である木口は雑菌が入りやすいので、木口から5センチほどの所に種ゴマを打って、シイタケ菌を早く蔓延させて雑菌を防ぎます。
シイタケ栽培でこの植菌作業はいちばん忙しい作業で、専用ドリルで種ゴマを打ちこむ穴を開けます。
ここに種ゴマを金づちを使って打ち込むのです。
作業には友人なども手伝いに来てくれます。
原木は意外に重いもので、重労働です。
雨の無い日を選んで、数日かけて作業します。植菌作業は2月中に行いますが、3月になることもあります。雑菌の活躍する暖かくなる前に植菌し、梅雨までにはある程度菌を蔓延させる必要があります。


