ネクタイ外して野良へ・(140)立派なタマネギ
屋根はまだ出来ていなかったが、1階部分には2階の床があって少なくとも雨は落ちてこない。
電気は引いてあったので、冷蔵庫やポット・電子レンジ・洗濯機それに炊飯器まで持ち込んでいて、当面の開拓生活に困らないだけの物はあった。
水は相変わらず「さくら福祉事業所」にポリタンクを持って、買い物に行ったときに貰ってきていた。
しかし、寝泊りする場所は、まだ相変わらず車の中であった。
休みの日には準ちゃんやチーズさんたちが手伝いに来た。
萱の里の時も何かと手伝ってもらって、大いに助かったが、ここ佐川ともなればかなりの時間をかけて来なければならないので、大変だ。
ぼくはほとんどこの建物にかかっていたが、ドーリさんは花壇や、畑づくりに勤しんでいた。
新しく開拓して作った畑では、立派なタマネギが育っていた。いやあー見事!


