今年は例年にない寒さとのことですが、皆様いかがお過ごしですか。

私立恵比寿中学音楽科主任教師、前山田です。

さて、「どしゃぶりリグレット」

ここからは歌唱について書きましょう。

今回は「チャイム!」の対極の楽曲ということもあり

「チャイム!」でソロを取らなかったメンバーを中心に

ソロメンバーを考えました。

出番順で書きますね。

まず、柏木ひなた。

新メンバーです。転入生です。

まだ小学6年だというのに、

この哀愁、この楽曲への理解度はなんなのでしょう。

主人公になりきる女優のようでした。

楽曲冒頭のセリフ、メンバー全員に

「自分の感覚で、主人公の気持ちになってやってみて」

と、自主性を重視して、好きにさせてみました。

理事長いわく

「実力が競馬の四コーナを回ったときのごとく縦長」

な、えび中。

あっけらかんと棒読みする者もいれば

自分なりの哀しみを表現する者もいました。

その中で柏木ひなたは群を抜いて、哀愁でした。

「ぼっち」感がハンパなかったのです。

歌へのアプローチ、声質をとってみても

キラキラな星名美怜と哀愁の柏木ひなた

この二人を擁するえび中、面白くなりそうです。

次、真山りか

やはり彼女はえび中の歌の主軸。

安定感がハンパないのです。

ピッチ、リズム感、そして解釈も

きっちり仕上げてきてくれます。

そして安本彩花。

最近歌唱力がメキメキ上達している彼女。

相変わらずまーーーっすぐな歌い方ですが

それが安本の個性で武器ですよね。うんうん。

で、いきなりセリフが廣田あいか。

悪気がゼロのしたたかさを表現するには

ぴったりなのです。

その裏でしっとり歌うのが、矢野妃菜喜

えび中内でも1、2を争う美しい声質をもつ彼女

楽曲がしっとりしっとり仕上がりますねー。

そして宮崎れいな。

しっかり者でお姉さん的存在である宮崎。

楽曲の主人公を等身大に感じてくれた印象です。

杏野なつもマイクを取っています。

正直、REC前までは「英語テスト30点♪」的な

明るいイメージが自分の中で先行していたのですが

「ぼっち感」を理解して仕上げてきました。

で、2番Aメロはキミのものだ!!

で、2番セリフは、鈴木裕乃。

楽曲の主人公は裕乃のような天真爛漫な

女の子になりたかっただろうな、てことで

セリフ、担当してもらいました。

以上がソロを取ったメンバーです。

とはいえ、サビは全員の声を使っています。

今回12人の歌を録ってみて感じたことは

全員の成長です。

間違いなく、えびぞりの時に比べて

歌唱力がアップしています。

老いていく一方の私にとっては

羨ましい限りであります。

そんな成長著しい私立恵比寿中学の

思春期ラブソング、

ぜひご一聴いただければ、と存じます。

それでは皆様、寒さ厳しきおり、くれぐれもご自愛下さい。