デッド・ドント・ダイ | 映画の闇鍋

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鑑賞した映画を個人評価!
一般映画はもちろん、名作から迷作 幅広く観ますが、なぜかゾンビ映画に“力”入れているブログです。
生ぬるい映画は容赦しない・・・。

 

 

原題:The Dead Don't Die

本編:104分

 

 

今作の監督、ジム・ジャーイッシュって誰だ?と疑問に思っていたら

フォレスト・ウィテカー主演、武士道精神を説いた書物”葉隠”を

愛読する殺し屋の話『ゴーストドッグ』、主役の殺し屋が

松尾坂内 激似の『リミッツ・オフ・コントロール』の2本を鑑賞

していた私。どれもつまらなくて萎えていたのを今作を観て

から思い出した。

このように書いていると”今作は駄作なの?”と、なってしまう

がその通り!名優をふんだんに起用したゴミでした。

ジム・ジャーイッシュさんの長年のキャリアがあるからこそ

今作にチョイ役でも大物俳優、ミュージシャンが出演して

いる事は素晴らしいと思います。

一応ホラーコメディではあるが日本人向けのコメディーでは

ない事が伝わってくる。観始めはワクワクしていたが、観進めて

行くうちに未編集を見せられているのだろうか?と感じるほど

ダラダラ展開。メインの保安官3人が一人一人死体確認する

のだが、店出入口で惨状をボケ~と見ているカットから死体を

1体1体見せて店の外へ出てきて「見なければよかった」などの

感想を言う。死体のカメラアングルはすべて同じ。100歩譲って

ビル・マーレイ、アダム・ドライバーの2人に起用(個人的には

ビル・マーレイだけで十分だと思う)するのは良いが、同じ展開

を3回繰り返すのはくどいと思う。コメディの一環として組み

込まれたのだろうか?

別のシーンでは絶体絶命の状態でどの様に行動するか分から

なくなったビル・マーレイ、アダム・ドライバー。ビル・マーレイが

「この先どうする?」とアダム・ドライバーに尋ねると「台本を

読んだから分かる」と言い出す。

いきなり台本ネタが出てきても笑えず・・・。 

ゾンビ映画はゾンビが出てくるまで退屈なものです。

しかしこれは昔の話かと思われるが、今作はとにかく登場が遅い。

ゾンビのメイク、口切りっぷりは良いのだが退屈してしまう。

いっその事ティルダ・スウィントン演じるゼルダの怪しいキャラを

主役にして”ゼルダ無双”にした方が面白いんじゃないか?

と思いながらみていた。

後半は睡魔と闘いながら見ていたもんです。ラストのつぶやき歌は

ジャガーさんを彷彿する歌い方でジャガーさんを思い出しましたw

 

今作の存在を知ったときは日本公開されるか不明の状態で

月日が流れ、日本公開決定するも当初4月上旬だっただろうか?

上映予定でしたが新型コロナウイルス蔓延のため映画館が休業。

6月になり映画館が営業再開して上映されました。

今作を観る前(ゾンビ物は大体そうだがw)は映画館で観れ

なかったら寂しいと思っていたが、上映されなくても良かったレベル。

 

 

満足℃:☆☆☆☆