イップ・マン 最終章 / 葉問 / イップマン | 映画の闇鍋

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鑑賞した映画を個人評価!
一般映画はもちろん、名作から迷作 幅広く観ますが、なぜかゾンビ映画に“力”入れているブログです。
生ぬるい映画は容赦しない・・・。

監督:ハーマン・ヤウ
出演者:アンソニー・ウォン、 エリック・ツァン、 アニタ・ユン、 ジョーダン・チャン、 ジリアン・チョン
収録時間:100分
レンタル開始日:2014-03-04

Story
ブルース・リーの師匠として知られる伝説の中国武術家、イップ・マンの人生を描いたアクションの最終章。49年。妻子と離れ、単身香港に渡った葉問は庶民に詠春拳を教えていた。妻の死に立ち会えず精神を病んだ彼は、歌手・ジェニーと親密になるが…。 (詳細はこちら
原題:葉問 終極一戦 / IP MAN: THE FINAL FIGHT
本編:100分

葉問の後期のお話。ドニー・イェン主役の『葉問』のつながりかと
思っていたら、全くの別物でした。
まあ、面白ければ問題ないわけですが、全体的に これまた微妙。
トニー・レオン主役の『グランド・マスター』ばりに
つまらない物に仕上がっている。
私は微妙に期待していた分、ダメージがデカかった・・・。

今作の始まりは、葉問が香港に移住してからの話。
ドニー・イェン版の『葉問2』とかぶります。
争うことを嫌っていた葉問だと、どこかで見聞きした記憶があるので、
そうなるとアクション重視の物にはならないのが現状。
それをほぼそのまま映画に突っ込んだ感があり、退屈極まりない。
比べるべきではないかもしれないが、同じ葉問を題材にした
ドニー・イェン版『葉問』の1、2作は上手く娯楽物に仕上がって
いたのに今作はこの様に出来ないのだろうか??
100歩譲って『葉問 誕生』はまだ観れる代物。
『グランド・マスター』と今作はつまらない伝記物に
なってしまっている。なぜこうなった・・・。

観始めて、冒頭で葉問が新聞紙の上で詠春拳を披露するが、
動きが“あれ?”みたいな・・・。オーラがないと言うのかな?
まあ、冒頭だし、小手調べだと自分に信じ込ませる。
ちなみに、トラック荷台で将棋を打っていて口論になり、
初めにケリを入れてくるオッサンは、ドニー・イェン『葉問2』で
ネコだかサルの型拳法使い(顔面神経痛の人)だった お方。
盛り上がりがないまま半分ぐらい進んでゆく。
眠くなりかけていたら、どこかで見たハゲが登場。
私のお気に入り俳優でもある『ワンチャイ』シリーズで
鬼脚を演じているション・シンシン
(『~最終章』の公式サイト内ではホン・ヤンヤンと書かれている)
じゃ~ないか!!!見たところ今作の最終的な敵。
ション・シンシン登場で眠気がぶっ飛びました。
しかし盛り上がらず進む・・・。

歌姫を助けるシーンで軽くチンピラ風な男を痛めつけ、
その後 10vs10ぐらいのバトルがあるが、葉問の存在が感じられない。
白鶴拳の宗師、ン・チョン役のエリック・ツアンと葉問の宗師対決が
見られるが少ししかない。
で、そのまま盛り上がりが無いまま これまた進む。
獅子舞でのトラブルでケンカが起こる。
葉問がン・チョンに加勢するも微妙なアクション。
葉問の弟子が賞金稼ぎにション・シンシン演じるドラゴンが牛耳る
格闘バクチで戦うシーンが見られるが、所詮は弟子の動き
でしかないので退屈。この弟子を救出する為に葉問率いる
弟子軍団とドラゴンの手下+αと乱戦。
ドラゴンvs葉問で締めくくるも動きが微妙だった。
アンソニー・ウォンの動きに合わせてション・シンシンの動きも
遅くなってるのだろうか?疑問を感じてしまった。
ここまで不満を感じるとなると、単純に葉問役のアンソニー・ウォン
がキャストミスだったのだろうか?w
アンソニー・ウォンの事は好きなんだけどな・・・。

そんなわけで肩透かし喰らってしまいました。
『イップ・マン 誕生』と『グランド・マスター』が
私にはヒットしなかったのもあり、本当は観る気無かったんだけどね。
( ´・ω・)y─┛~~~oΟ◯
東京の上映館は新宿武蔵野館のみ。まあ、上映しているだけマシか。
今回渋々プログラム購入しました。一部¥500ですがペラペラの代物。
購入した時に透明の袋に入っている状態で渡されたので不思議に思った。
開封して手に取ったら、表紙であろう物はB5(かな?)のポスターだった。
ペラっと独立したのでビックリ。
キャストは載っているが、ション・シンシンが削られている。
公式サイト以下の収録内容だ。こりゃ手抜きか??


満足℃:★☆☆☆☆



キャスト03
 アンソニー・ウォン
『ワンダー・ガールズ 東方三侠』
『ワンダー・ガールズ 東方三侠2』
『風雲 ストームライダーズ』
『レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄』
『インファナル・アフェア』
『エグザイル/絆』
『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』
『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』
『イップ・マン 最終章』


  エリック・ツァン
『大福星』  
『七福星』
『冒険活劇/上海エクスプレス』
『インファナル・アフェア』
『カンフーサイボーグ』
『孫文の義士団』  
『イップ・マン 最終章』


 ション・シンシン
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地争覇』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲』
『霊幻道士6 史上最強のキョンシー登場!!』
『ブレード/刀』
『霊幻戦士 キョンシーズ』
『イップ・マン 最終章』


 ジョーダン・チャン
『レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄』
『イップ・マン 最終章』


 ケン・ロー
『イントゥ・ザ・サン』
『イップ・マン 最終章』

一瞬、加藤 鷹に見えてしまうのは気のせいだろうか?


  イップ・チュン
葉問の息子。 『~誕生』にも出演していたが、
今作でも ちょい役の“店主”で登場している。