『エイリアン』の巨匠、リドリー・スコット監督が手掛けたSF大作。未知の惑星にたどり着いたエリザベスは、地球上の科学の常識では計り知れない驚愕の真実を目の当たりにし…。ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダーほか豪華キャストが共演。PG12 （詳細はこちら）
原題：PROMETHEUS
本編：124分
1作目『エイリアン』を監督したリドリー・スコットが、自身で作った
『エイリアン』の前日譚にあたる内容だが、H・R・ギーガーが作り上げた
エイリアンを考えていると肩透かしを喰らうので注意。
この内容を知っていて観るのと、知らないで観るのとはかなり観方が
変わると思います。
個人的にはH・R・ギーガーのエクレアヘッドのエイリアンが出てくるのを
期待していたのもあり、「あれ？」な感じで終わってしまったし、
エイリアンが出てこなくても、タマゴ、フェイスハガーが
観れるのかと思いきや、これもない。
メインに活躍するショウ博士に寄生する物体も不気味と言えず。
インパクトが無いかな。
『エイリアン』の完全版を観ている方なら分かるが、へんちくりんな装置に
乗っかっている屍骸、通称スペースジョッキーが登場する。
この装置に乗っている人間なんだか不明な物体は
今作で“エンジニア”（総称？）と呼ばれて登場する。
『エイリアン』とのつながりは、観終わりまでこの辺しかない。
最期にちょろっと観れるのがエクレアヘッドのエイリアンだが、
今までの成長順は なくなっていてエクレアヘッド型の幼年期が
生まれてくる。この映画としては「人類はどのように～」に重点を
置いているが、個人的にはエイリアンの起源なんだな～で、まとまった。
無理に『エイリアン』とつなげる必要は無いと思うが、もしつなげるなら
今作の『プロメテウス』と1作目『エイリアン』の真ん中に、
もう1作設けないとつながらない内容かと思う。
新たにリドリー・スコット流『エイリアン』に流れても良いし、
『エイリアン』につながっても良いし。どっちにも転がれる内容。
『エイリアン』とのつながりばかりを挙げてしまいましたが、
中身は しっかり作られていて迫力あります。
“近未来、こんな道具あったらいいな”みたいな小道具もすばらしい。
しかし、ストーリーが所々はしょられている様な気がしてならず、
人類の起源云々で引っ張ってきて、 たどり着いた惑星は
一体なんだったのか？墓場以外に何があるのか？
あの壷の中身は一体何なのか？この辺が明確にされていない。
キャストも微妙（？）な人々で、知名度高いのは
シャーリーズ・セロンぐらいでしょうか？
まあ、有名所を集めたからって面白く、万人受けする代物が
出来るわけではないので今作のキャストは問題ありません。
・・・しかし微妙だ( ´･ω･)y─┛~~~oΟ ﾌﾟ
シャーリーズ・セロンが逃げ惑うシーンでは、
なぜ横に避けないのだろうか？っと小一時間考えてしまったのは内緒。
3D版みましたが、毎度の事ながら・・・。
満足度：★★★☆☆
ノオミ・ラパス
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』
『ミレニアム2 火と戯れる女』
『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』
イドリス・エルバ
『28週後』
『アメリカン・ギャングスター』
『リーピング』
『アンボーン』
『ルーザーズ』
『テイカーズ』
『マイティ・ソー』
シャーリーズ・セロン
『ディアボロス/悪魔の扉』
『スウィート・ノベンバー』
『モンスター』
『イーオン・フラックス』
『ハンコック』
『ザ・ロード』