"夜を行くお皿" | お尻で折り紙

"夜を行くお皿"

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休憩を挟んで
眠りは歩みを進めた
どこもおかしなところはないね
霧が吹いて
パンが少し湿ったくらいさ
夜は流れてく
僕は舵をまかせて
餡子やクリームの夢を見る
子供になってね
ネムノキと一緒さ
可動式の
風と温度を空の色で見間違いながら
きっと
絞り袋からあらわれる
旅先の太陽を
きゅっと
平らに受けとめるために
僕はどんなお皿になれるだろう
夜が流れてく
乗り物にのっかって
眠る生地を空の色で確かめながら