いさぎわるさ | お尻で折り紙

いさぎわるさ

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中華をごちそうになった。
おなかを満たされていく過程にある、とてつもなく大きな感謝と、とめどなく流れる時間を忘れてはならない。
贅沢な海老マヨに尊敬の眼差しを。
ごちそうさまでした。ありがとうございます。

新国立美術館でピカソ展を観た。
満たされた腹をベンチで休ませながら。
女性の横顔が好きだ。
解体された静が動き始める頃に、おなかはおさまり、きっと老いた筆は、観てきた時間から観ることのない時間へ橋を渡すのだろう。

日が暮れた美術館は沖に戻る船のようにやわらかい光。

下高井戸に店を開いたばかりの、僕に似ているという彼のコーヒーをいただきにいった。
笑顔をたやさないこと、好きな時間を耕せること。
おいしいコーヒーはいつも、休息と歩足を与えてくれる。
出会いを大切にしよう。

一言で片付けられないことを、二言三言で巡らせていくことにした。
いさぎわるさに対する挑戦。