昔の夢と万年筆 | ミラノから帰って来たよだから “シリアイ”の人へ

ミラノから帰って来たよだから “シリアイ”の人へ

大切な場所。気になるモノ。
何気に通り過ぎる景色を
ふと立ち止まり写真に切り撮って
心に残します。
誰か共感してくれたら嬉しいです。


昔々、もう25年も前になるのでしょうか。
僕の夢は死ぬまでにこの大きなモンブランの
万年筆を持つことだと言っていたら、
友人が何を勘違いしたのか、
誕生日にプレゼントしてくれた。
 本当に昔から高価だったし、
とってもうれしかったのだけれど、
歳をとってからこれに似合う人間になるつもり
と言う意味も含んでいたので、なんとなく目標を失ったような気分に
なったような記憶があります。
しかし昔からとても大事な時は、
例えばデザインをする時でも、
この万年筆でスケッチしていたし、
よくこの万年筆で絵を描いていました。
もちろん大事な書類も宛名も
書いていました。
歳とってから持つと言うより、
ずっと長い間使い続けた、
そんな思い出と一緒に
歳をとったことを考えると、
若い時に持ってよかったのだなぁと
最近思うことがあります。2年ほど前後の部分が壊れて
すごく高い修理費を払ったの覚えています。
それでも修理してまた大事な時にこの万年筆
何か書こうと思いました。