捨てるか一緒に生きるか。 | ミラノから帰って来たよだから “シリアイ”の人へ

ミラノから帰って来たよだから “シリアイ”の人へ

大切な場所。気になるモノ。
何気に通り過ぎる景色を
ふと立ち止まり写真に切り撮って
心に残します。
誰か共感してくれたら嬉しいです。


もうずいぶん一緒に生きてきた。
365日カメラを持って、
歩いているんですが、
いつも1眼を持ってるわけではなく、
コンピュータを持ち歩いている時は、
小さめのカメラじゃないと、
ものすごく重くなって、大変ですから。
そんな時はこのcanon G11でした。
正月に日本に行った時、
レンズが引っ込まなくなり、
修理をしようと持って行ったら、
4日かかると言われ、そのままイタリアへ。
イタリアでは風邪がひどかったり、
サローネがあったり、時間がとれず、
ようやく修理できる所へ持って行ったら、
見積もりを出しますだって、
レンズ部分全部交換になるのでだって、
大体いくらですかと聞くと、
また見積もりを出しますだって、
え?私が初めてですか?って聞くと、
よくあります。だって。
じゃ、値段は知ってるでしょ?
て聞くと、
145ユーロですとようやく言った。
やっぱり知ってるんじゃないですか。
どうしますかって聞くので、
修理しますと言いましが、
しょっちゅう壊れて部分全取っ替えって、
欠陥商品ってことですよね。
きっと。
G10はヒット商品だった。
G11はそのあとの商品で、
G12からムービーがステレオとどんどん進化する手前の商品。今500ユーロちょっと出すと、そのクラスの最新スペックのものが手に入る。っとまあ、一瞬のうちに、
頭の中では、
すごくいろんなことを考えました。
実はスマホで十分なんだよねっていう分野、最近のスマホは奇跡のように、
いい写真が撮れるんだよね。
だからもういらないんじゃない?
って思った瞬間、
このカメラで撮ったいろんな場面が、
目の前に回想シーンのように、
浮かびました。
だから、まだまだ一緒に生きようねって、
思ったんです。
でも、ずるくないですか?canonさん。
どう考えても高すぎでしょ?
儲けすぎでしょ?
ここまでみんな戻ってくるんだったら欠陥商品として他のと変えるべきだし。
ねえ?

久しぶりのブログで、
長々と失礼しました。