時間を気にして仕事をする
新入社員2人が、ダイレクトメールを2万通発送することになった。
封筒に手紙をつめてセロテープを貼るという単純なさぎょうだが、いやいやするものだからはかどらない。
初日は8時間かかった、2日目になってひとりがが「だらだらやってもしょうがないから、今日は作業スピードを2割アップでいこう」と提案した。
6時間で終えようというわけだが、出来た・・。
「じゃあ明日は5時間でどうだ」
「よっしゃ」
そんなことをいっているうちに、だんだん”記録への挑戦”という面白さがでてきたようだ。
そして記録が4時間半になったときにひとりが「1時間当たりどっちがおおくこなすか、賭けないか?」
負けた方が、晩飯をおごることになった。
これで作業はいっきにおもしろくなったようだ。
ヨーイ、ドンで必死にやっているうちに、しだいにコツをつかんだようだ。作業スピードは最初の2.5倍になったという。
作業時間は、本人のやる気しだいで短くなるということを彼らは学んだのだ。
この2人のように、いつも遊び心でじぶんの仕事にくふうができる人は、必ず伸びるのである。
「仕事ができる人、できない人」―堀場雅夫著―