国後島は、知床半島の東、北方4島では北から2番目に
位置する島です。
面積は、1490 km²で長さは123kmにもなる細長い島だが、
その広さは、沖縄より大きい島です。
対岸にあたる知床半島から見る朝日は美しく、国後島を
越えて昇る瞬間はシルエット状に山々が浮かび上がる。
この島は日本が返還を要求している「北方領土」の四島の
うちの一つで、択捉島に次ぎ二番目に大きく北方領土全体
の約30%の面積を占めています。
島までの距離は、野付半島が最短距離にあたり、なんと、
その距離は16.0kmしかない。
また、知床横断道路の頂上付近からも天気の良い日で、
空気の層にレンズ効果のあるときならば、これだけ近くに
島が迫ってくる。
戦前、日本人が住んでいたころには、昆布漁や畜産業が
盛んだったと聞きます。
当時の人口は、7000人以上で世帯数も1300世帯以上あり
現在は、ロシア人もこれに近い数の人が住んでいる。
戦後、島民はソ連軍の上陸で島を追われ、現在の本島は
ロシア連邦の占拠下にあり、ロシアの制度ではサハリン州
南クリル管区に属しているという。
日本の固有領土にあたる国後島だが現在は、ロシア発行
のビザを取得して渡航しているのが現状です。
これに対しては北方領土をロシアの領土と認めることにな
るので、政府はこの渡航に自粛要請をしています。
世界遺産に登録され最後の秘境といわれる知床半島だが
国後島をはじめとする北方4島には、きっとまだまだ未知の
スゴイ秘境が残っているのかも・・・
今は、対岸の知床半島からこうして眺めるだけの島ですが
いつかは行ってみたいですね。
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を満喫でき、宿泊施設とのプランなどもいろいろあります。