水無月 涙は 流すまいと 奥歯を噛みしめて 心を 手放してしまえと 腕を広げた 瞳に 映る君の姿が 今もまだ、消えなくて 月が照らすから はやく、半分まで 欠けてくれないかな その、半分のところに 隠しておいてよ 君の、心 また、はんぶんこ しようよ 涙も はんぶんこ 寂しさも はんぶんに 孤独は 続く 私の 夜が明けるのは いつ? 真っ暗闇が、広がる夜 傷口が、また、 開いては、深くなる 病みが、また、濃くなる