前日の特別業務で寝不足だった私は、夕食のポテトサラダの下ごしらえをしようとじゃがいもと水を入れた鍋を火にかけた。
沸騰してじゃがいもが茹であがるまで少し時間がかかるので、椅子に座った。
そこから少しの間の記憶は無い。
半蔵が激しく吠える声で意識がはっきりするまでは。
私は椅子に座ったまま眠りこけてしまっていた。
我に返り、事態を把握して真っ青に…
じゃがいもを茹でていた鍋、水が無くなって真っ黒焦げになっていた。
二階にいた半蔵、上がってくる煙に驚き、異常だと思ったのだろう。激しく吠えて私を起こしてくれたのだった。
半蔵が吠えて起こしてくれなかったら、我が家から火事を出してしまうところだった。
私もどうなっていたかわからない。
半蔵にはありったけの感謝をこめて、月一シャンプーの後しかあげない犬用チーズを進呈した。
そしてその日の夜、台風が上陸。
半蔵とおとん、くっついて眠ってました(^^;
一階はずっと焦げ臭いまま。
その日の夜は帰宅したおとんに焦げ臭さの理由を聞かれ、ガッチリ叱られた白梅でした…(>_<")
…ポテトサラダは焦げ部分を取り除き、意地で作りました。ちょっと少なかったけど。
寝不足の時は火を使う調理に気をつけなければいけないと身をもって知り、半蔵に命を救われた、白梅45才の夏。