『海角七号 君想う、国境の南』。


はっきり言っておもろくない。


物語は凡庸でご都合主義極まりない。


登場する人物たちも魅力的とは言い難い。



これがどうして台湾でヒットしたのかよーわからん。


ひとつ言えるのは、台湾だってことです。


ロジカルな説明はできません。



でも、台湾です。


でも、台湾なんです。


はい、あの瑞々しい台湾がくっきり刻印されているんです。


これがこの作品唯一の生命線。


台湾映画独特の緑に溢れたあの空気感がここでもきっちりキープされておりまする。



船、バイク、バス。


映画的乗り物が続く。


ノスタルジックな宿舎。


見上げ見下ろす二階の窓。


田圃の中を駆け抜けるバイク。



時空を超えた台日の恋。


時と思いと埋み火。


手紙と戦争の記憶。


甘酸っぱい。


時間があればご覧ください。



以下出典根拠Wikipedia


監督脚本/ウェイ・ダーション

製作/ウェイ・ダーション ホアン・ジーミン

音楽/リュ・ションフェイ ルオ・ジーイー

編集/頼慧娟 牛奶

出演/ファン・イーチェン 田中千絵 ヘン・ウェイミン ミンション マイズ リン・ジンレン マー・ニエンシエン 中孝介ほか

2008年台湾



あらすじ

日本統治時代であった1940年代、台湾最南の町恒春に赴任した日本人教師が、日本名小島友子という台湾人の教え子と恋に落ちる。