『座頭市物語』。

勝新がいい。

めっちゃいい。

勝新がかっこいい。

めっちゃかっこいい。


カットカットに気をてらうことない。

キモチ良いテンポ。

ここぞと言うダイアローグシーンは長回し長セリフ。

それも全然気負った風も無く。

黒澤/三隅の比較対照。

清順/三隅との比較対照。

方やこれ見よ返し作家性。

それに比して三隅研次は慎ましやかだと言えますか。

そうでは無いと思う。

いわゆる作家性を排除することで残存する極めて個性的な三隅の作家性。


東宝『用心棒』リリースは1961年。

日活『関東無宿』が1963年。

本作がその間の1962年、大映から。

なんちゅう豊穣さだろうか。


以下出典根拠Wikipedia

監督/三隅研次
脚本/犬塚稔
原作/子母沢寛
音楽/伊福部昭
撮影/牧浦地志
編集/菅沼完二
出演/勝新太郎 天知茂 万理昌代 柳永二郎 島田竜三ほか



あらすじ
盲目でありながら居合いの達人であるヤクザの市は、下総飯岡の貸元・助五郎のもとに草鞋を脱いだ。助五郎は留守だったため雑魚部屋に通された市は、丁半博打で彼を騙そうとする飯岡の子分衆から逆に金を巻き上げる。