午後の遺言状』。

新藤兼人。

音楽・林光。

ババア3人揃い踏み。

三者三様。

それを80半ばのジジイが撮る。

乙羽の遺作。

杉村最後の主演作。

朝霧45年ぶりのカンバック作。



長回し長台詞。

容赦無し。

ババアども平気な顔してついて行く。

この時乙羽は既にがん末期。

彼女の小走りに駆け抜けるシーン、泣ける。


台詞が心に残る。

乙羽「本気だった。」とか。

観世「京都へ帰ろうか。」

朝霧「このまま行く。」とか。

ホント泣ける。

まあ基地外映画ですね。

時々変なカットがニョキッと入る。

唐突な顔のアップのインサートショット。


山間の別荘地から夏の終わりの日本海へ。

ここも良いです。

小市民的予定調和優等生なんかやってらんない。

ただでは死なない覚悟の一本。