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鉛筆に因んだヘンリー・ディビッド・ソーロウの話を思い出しました。
岩波文庫 エマソン論文集(下) ソーロウ
Thoreau, ' 1862から
サンショウウオの卵
岩手県雫石町鶯宿温泉逢滝
【彼の父は鉛筆の製造業者で、ヘンリー自身もしばらくはこの職業につき、当時使われていた鉛筆よりは良質のものを作ることができるという自信を持っていました。
いろいろ実験を仕上げたあとで、彼は自分の製品をボストンの化学者や芸術家に見せ、それが優秀であり、ロンドンの最高級品にもひけをとらないと彼らに保証してもらうと、満足して帰ってきました。
友人たちは、これでいよいよ運が開けたねと、彼にお祝いを申しました。
ところが彼は、もうこれ以上鉛筆は作らないと答えました。
「その必要はないよ。一度やったことを二度とやりたくはないんだ」と言うのです。
彼はまたもとのように絶え間ない散歩と多彩な研究を再開し、自然をいくらかでも新しく知らぬ日は一日もありませんでした。】
【木の寸法を目でりっぱに見つもることができましたし、子牛や豚の体重を、家畜商人同様に見つもることもできました。
1ブッシェルかそれ以上も鉛筆がばらで入っている箱の中から、手でひとつかみごとにきちんと1ダースずつ、申しぶんのない敏速さで取り出すこともできました。】
エマソンは自分よりもずっと若いヘンリーを、愛と尊敬の念をもって私たちに描いて見せてくれました。
今日の話は昨日の続き今日の続きはまた明日
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