人生のピークはいつですか、という質問を常に目の前に突きつけられているイメージ。

わたしは今、35歳です。
35歳というと、世間一般では落ち着いた大人の女性なんてイメージがあるのではないでしょうか。
でも、これはちゃんと勉強してちゃんと就職してちゃんと結婚してちゃんと子育てをしている人に当てはまるんだと思っています。

わたしは15歳くらいまではそれなりに勉強していたのですが、高校受験のチョイスを
●家から歩いて行ける学校
にしてしまい、そこがまったく勉強しなくてもそれなりの成績を取れてしまう県内で一位二位を争うバカ学校だったので、転がるように自堕落な人間になっていきました。
進学した短大も、絵を描けば入れる美術短大だったし、そこも中退してるし。
スカウトされたからなんとなくはじめたアイドルも特に意欲的ではなく、ただ来る仕事を何も考えずダラダラと続けて気づいたら29歳になっていました。

このとき、子供の頃に思ってた30歳にこのままじゃなれないぞと初めて焦りを感じました。
ナインティナインの岡村さんが30歳になられたとき、矢部さんが
「岡村隆史30歳、って字面だけでも面白いでしょ」
と言っていたのを強烈に覚えています。
いや、それの500階くらい下にいるわ、と。
なんとかしなくては。
慌ててNSCの資料を請求しました。

あれから5年くらい経ちますが、まだ全然大したことありません。
人生のピークと聞かれても、いまいちピンとくる時期が無いんです。
「前の方が良かった」
という感覚が、よくわかりません。
小学校も中学校も高校も短大もアイドルも芸人も、まっっっったく充実していた時期がないんです。
やってて良かったと思うことはたくさんありますが。

それって、人生のピークは今ってことなのかな?と思うわけです。
常に今が一番よくて、緩やかですが上がってきている。
いや、今がピークでいいわけはないんですが、ピークを更新していくことを意識していなければいけないと思うんです。

前の方が良かったって言葉ほどしょうもないものはありません。
そういえば5年前に付き合っていた恋人のスマホを盗み見たとき、その人の前の彼女の決め散らかしたサブカル丸出しの大森靖子みたいな画像と、わたしが腹を出して爆睡している画像を二枚友人に送った後、
「前の彼女のほうが良かった」
と書かれていて、発狂しながら恋人をボコボコにした思い出があります。

(そりゃそうだろ!カッコつけてキッチンに座ってタバコ吸ってる画像と腹出して寝てる画像を同等で扱うなよ!)
(わたしだってかっこつければそれなりの画像にはなる!)
(そもそも人の寝姿の画像を他人に送るな!)

とりあえずわたしの恋愛のピークはそいつではありません。

早く誇らしい人生のピークが来るように、
頑張ります。



今日はここまで。