1984年1月にリリース。チェッカーズのデビュー曲は「ギザギザハートの子守唄」であるが、「涙のリクエスト」はそれより前にレコーディングされていた。同曲の大ヒットによりチェッカーズはその年の紅白歌合戦に初出場を決めた。


 高校入学3日後にバイクの無免許運転で無期限停学になったフミヤ。そんなフミヤが18歳の時にトオルと結成し徐々にメンバーを増やしていった。高杢はフミヤに加入させてくれと懇願したのだが、その時のフミヤは未成年にも関わらず酔っ払った状態、ドラムのクロベエに至ってはフミヤ、トオル、高杢により車で拉致され「加入するか山に埋められるか選べ」と迫られた等々、結成エピソードだけでもはやウシジマ君の世界。さすが「ちっちゃな頃から悪ガキで、15で不良と言われたよ」とデビュー曲で歌うグループ。不適切にも程がある。(笑)




 リードボーカル : 加藤さん 草野さん


 海外赴任中の草野さんが年末に一時帰国された際に撮影された本動画。6人揃った姿にそれだけで胸がいっぱいになってしまう。

 

 チェッカーズにちなんで、メンバー全員チェック柄のネクタイを着用しているのが素敵。


  1番を主に歌うのは加藤さん。甘い歌声はあくまで上品かつ爽やか。


 Aメロ、ツイストを踊るメンバーが昭和感増し増しで良き。上村さんはホント足が長くてスタイルが良いなぁと毎度惚れ惚れ。野村さんはスリーピースがよく似合う。Facebookで時折拝める私服からも察することができるが、公私共にとてもオシャレな人なんだと思う。


 Bメロを歌うのは草野さん。草野さんの裏声好き。サビに入る直前、頭上で手を叩く「パパパン」が可愛い。マイクを持たないからこそ出来る振り付け、と言うのも、上州アカペラ市場2010での「涙のリクエスト」ではこの部分で太ももを叩いている。


 サビでは校内の様々な場所で撮られた映像が流れる。限られた時間でこれだけの場所で撮影するのはさぞや大変だった事だろう。(東工大は駅の目の前という好立地なのにキャンパスが広い)

「for you 」70周年記念講堂の澤田さんの足捌きと立ち姿がカッコ良すぎ。


 間奏は澤田さんによるエアサックス! エア楽器担当は草野さんのイメージが強かったので意外。本当にこの人は何処を切り取っても何をしていても絵になる。


 2番のAメロは草野さんのリード。若かりし頃のヤンチャなフミヤの歌声を彷彿とさせるが、それに加藤さんとはタイプが異なる大人の色気と甘さがオンされている。草野さんの放つ「おまえ」と言う言葉の強さが好き。そんなメンバーの目の前を颯爽と横切って行くママチャリに笑う。なお、大西さんはいち早くチャリの存在に気が付き一瞥をくれている。テイク2はせずにそのまま採用したのは時間が無かったのかな。


 Bメロは加藤さん。正門前での写真は概要欄を読んだ後だと胸に来るものがある。思い入れのある母校の名前が消えてしまう… メンバーの寂寥の念はいかばかりか。

「悲しい声の」大西さんのよく響く低音が素敵。そしてここだけではなく、この曲は全体的にベースがよく効いていてカッコ良い。

「パパパン」の時の上村さん。「あれ……??」

まぁ、ここはご愛嬌。なお、2番Aメロ始めのステップも若干怪しかった(笑)


 2番のサビ、芝生(スロープ)の上での澤田さんがニッコニコでこちらまで嬉しくなる。

2番サビと大サビの野村さんの高音コーラスがすごい。この音域が出るの本当にとんでもない。

 本館前で踊る6人。歌い終わりの「for you」、この時の澤田さん、右足のつま先を蹴り上げる仕草がこれまたカッコ良い。


 ラストのポーズがまた6人6様。ジョジョ立ちっぽい大西さん、体幹強すぎ。加藤さんの姿はまさに男性アイドル! その後「終わった? もう大丈夫?」と言った感じでちょっとキョロキョロしている様子が可愛くて、直前までのカッコ良さとのギャップにやられてしまう。こう言うところも母性本能がくすぐられてファンが増える所以なのだろう。


 動画の最後に映されるセピア色の写真。メンバーの出会いの場であり、共に青春時代を過ごした校舎を眺める後ろ姿は胸に来るものがある。


 今回この動画はリストラーズ初の試みである「YouTubeプレミア公開」で行われた。


 開始前から画面を眺めていたのだが、チャット欄の狂乱ぶりが半端なかった。熱い声援が絶えることなく送られる様はあたかもアイドルのライブ会場のよう。おひねりならぬスパチャもガシガシ飛んでくる。もう祭り状態。

なお、この様子はチャットリプレイで見ることができるので興味のある方はぜひコメント欄を横にスワイプして欲しい。


 それにしても「最後のコインに祈りを込めて(公衆電話からラジオのDJにリクエストの電話をかける??)」「ダイヤル回す」「トランジスタ」… 今の子には何が何だかわからないんだろうな。昭和生まれの自分だって「トランジスタ」もおそらくラジオのことだろうと言うふわっとした知識しかないし、「銀のロケット」は、子供の頃宇宙に行くロケットだと思っていた。



 こちらの動画でも聴くことができる。(1曲目) サビ直前の「パパパン」の振りの違いにもご注目。


 


 

 

フォローしてね

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村