バンビークルー優勝おめでとうございます!


 2024年3月2日(土) ハモネプリーグ2024

 

 最近のアカペラはこういう選曲でこんな感じなのか〜 立命館大学ってアカペラ強豪校なのね〜京都の大学かと思っていたけど滋賀にもあるの!?(調べたら京都だけでなく大阪や滋賀にもキャンパスがあるらしい)などなど思いながら視聴。


 そんな中、一際強い存在感を放っていたのが全員38歳のベテラン “アラフォーヤンキー” 「バンビークルー」  2009年ハモネプ春大会で優勝した実力派。名前の由来は「bamboo(若竹のように成長し伸び伸びと歌っていく)」+「be crew(仲間)」 正式には「Bam B Crew」と表記するらしい。20年間一度もメンバーチェンジをしていないってすごい。


 1回戦の曲は中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」


 リードボーカル、やーさん(反社のような見た目にこのニックネームw)が歌い出した瞬間から引き込まれてしまった。力強いのに繊細な圧倒的歌唱力。あまりの凄さにこれは〝ながら見” など出来ないと感じ、手にしていたスマホを放り投げてしまった。

Aメロをほぼ丸々削り、サビそして大サビへ移る大胆なアレンジ。

 コーラス隊のレベルが高くてハーモニーがとても綺麗。ボイパもしっかり主張はあるものの出過ぎない感じが聴いていて心地よい。

 アカペラの経験も知識も皆無な自分にとっては「上手い=不協和音がない」というのが一つの大きな基準になっているのだが、安定感があるので安心して聴き入ることが出来る。生放送でこのレベルの歌声を披露できるのは驚異的。この時点で自分の中ではバンビークルーが圧倒的優勝候補!


 それにしても彼らが所属していたDグループは一番レベルが高かった。他の組に属していたら決勝に進めたのでは?というグループもありやや勿体なかった気もする。トコハルの「ダイアモンド」も良かっただけに残念。



 そして決勝。

どこのグループも仕上げてきた。勝負を賭けに来た感をひしひしと感じる。

1回戦では正直「エイトロー」より「バリバリ」 の方が良くない? と思ったけど、決勝で歌ったガガ様の「Born  This Way」で技術力の高さが際立っており、パフォーマンスもカッコよかった。


 「夜にワルツ」は、1回戦の「やさしさに包まれたなら」がなんだか無理矢理三拍子にした感があって個人的にイマイチハマらなかったのだが、決勝の「赤いスイートピー」は自然な感じに上手くアレンジされていて良かった。ただ好きか嫌いかと言われたらあまり好きではない。上手く纏まっていて上手なグループだとはわかるんだけど、折角良い曲なのに無理に三拍子に編曲しなくても…と言う思いが先に来てしまう。これは良し悪しでは無くて単に好みの問題。このようなアレンジは「夜にワルツ」ならではで、そこが好きと言うファンがいるのも頷ける。


 そして1回戦時の個人的優勝候補「バンビークルー」

曲発表の時は正直「え…あいみょん? 何故あいみょん!? これは選曲ミスでは…」と思ってしまったのだが、そんな不安は歌い出してすぐに払拭された。


 ユニゾンから始まり音程が枝分かれする際のハーモニーが見事。やーさんの感情を全乗せした力強い歌声にただただ呆然と聴き入ることしか出来ない。「今わたし恋をしている」と歌っているが恋なんて甘っちょろいものじゃない。油断しているとヤられてしまう真剣勝負をしているかのよう。小手先ではない歌唱力で聴く者に真っ直ぐグサグサと突き刺さってくる。唯一残念だったのは、一回戦でもこの決勝でもベースの音があまり目立たなかったこと。(そういうアレンジなのか、音声・音響の問題なのかはわからない)


 応募総数406組という激戦を勝ち抜いてきただけあって、個々の歌唱レベルや技術力が高いグループは他にも沢山あった。しかし一番心に響いたのは、この「バンビークルー」だった。20年と言うキャリアとそれに裏打ちされた確固たる実力をみせつけられた。


 そうそう、ハモネプってこう言うのだよね。これぞハモネプ!と感じさせてくれたグループが優勝してくれて嬉しい。  


 改めてバンビークルーの皆様、優勝おめでとうございます!!



 

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