コール・クライネス第58回演奏会
場所はミューザ川崎。
自分がクラシックのコンサートに行く時は基本演目ありきで「この曲を聴きに行こう!」と足を運ぶのだが、「このオーケストラが好きだから演目は知らないけど聴きに行こう!」とはならない。
それが今回は初の逆パターン。
パンフレット
曲の意味、歌詞、大谷先生との座談会、メンバー紹介、卒団する学生の言葉…とかなり読み応えがある内容。
本日のプログラム。曲目がわからないどころか、もはや読めない。大丈夫かな。寝ちゃったらどうしよう…
🔸 われらうたう
団歌なんてあるんだ!
🔹 2つの祈りのための音楽
大谷先生登場!! リストラーズ工大祭2017の動画で野村さんが大谷先生のことについて話をしてらっしゃったので、お姿を目にすることが出来て感動。ザ芸術家!なルックスだった。なんだかとっても前衛的な曲。
🔸 Agnus Dei
地鳴り、風の音のような声。これまた前衛的な曲。いつ息継ぎしてるんだ?
🔹 a riveder le stelle.
えげつないくらい重厚なハーモニー。
🔸 クライネス特別対談
クライネスの昔話、以前指導されていた先生についての思い出等々。きっとOBOGの方にはたまらない内容なんだと思う。
🔹 Carolsより抜粋
讃美歌? 1つも知っている曲がなかったのが逆にスゴイ。暗い中、蝋燭のように揺らぐ灯りを持って歌う姿が綺麗だった。パイプオルガンの音が聞けて幸せ。途中大谷先生主導で「会場の皆も一緒に歌おう🎵」コーナーが設けられたが、全然知らない曲だし英語詞だし「いやいやこれ誰が歌えるの!?」と心の底でツッコミ入れていたら、会場の皆がものすごい美声で歌い出して度肝を抜かれた。
🔸 Gloria
パイプオルガンに加え、横浜シンフォニエッタの金管と打楽器が。トランペット3、トロンボーン3、チューバ1、ティンパニ、鉄琴(?よく見えなかった)。こんなに金管入っちゃって歌声消されないの? と一瞬思ったけど、迫力と豪華さが増して素晴らしい演奏だった。
パンフレットになんと、リストラーズが全面広告を出していた! 卒業してもこういう形で後輩達を支援する先輩、素敵すぎる。「勝手にシンドバッド」と思われるワンシーン。
予定通り21時終演。
感想…
合唱に対する知識も経験も無いので適切な表現かどうかはわからないが、所謂普通にイメージする「合唱」では全然なかった。「綺麗な歌声」とか「良い曲」とか「素敵なハーモニー」とかそう言うのを全て超越した、恐ろしく難解な前衛芸術を見せられている感じだった。パンフレットでかなり詳細に曲紹介がされていたので、開始前によく読んでおくべきだったのかもしれないけど、読んだからといって感想が変わるのかと言われると自信がない。
次回第59回演奏会は2025年1月17日(金)場所は同じ、ミューザ川崎シンフォニーホール。
この演奏会、年末の風物詩的に行うものなのかと思っていたのだが、そういう訳では無いのね。
なんていうか、凡人には理解ができない神々の遊びを覗かせていただいたような2時間半だった。
野村さんが語る大谷先生について 18:25〜
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