原作は赤川次郎の小説であり、三部作のうちの一作目。1981年に薬師丸ひろ子主演で映画化、1982年に原田知世主演でテレビドラマ化、2006年に長澤まさみ主演でテレビドラマ化されている。薬師丸ひろ子の代名詞ともいえるこの作品。当時の映画館は今と違って入れ替え制ではなかったため、封切られてからは連日満員御礼。扉が閉まらないほど立ち見客で溢れ、スクリーンの正面や通路に座ってまで観る人がいたらしい。


 映画の主題歌であるこの曲は主演、薬師丸ひろ子のデビュー曲。


 

 リードボーカル :  野村さん

 

 リストラーズの活動のアカペラ歌唱以外のもう一つの柱は、プロ野球セ・リーグの順位予想。一番予想を的中させた人が歌いたい曲を選曲できるという特典がある。

見事2021年度的中率1位を成し遂げたのは上村さん。そんな彼のリクエスト曲がこちら。(自分が歌いたい曲を選べるはずなのに本人は歌っていない不思議)

 

 

 野村さんが歌い出した瞬間、度肝を抜かれた。想像していたよりずっとずっと高いキーだったから。まさか女性でも高いと感じる原キーで歌うなんて。触れたら一瞬で砕けてしまう薄氷のように透き通った繊細な歌声。

 

 前奏から終始不穏な空気を感じさせるコーラス。原曲の再現性とハーモニーの美しさを共存させたアレンジが見事。そこにずっしり重めのポイパがマッチしている。ベースが絶妙。効かせすぎず目立たなすぎず、曲をしっかり下支えしている。


 Bメロはエコーを効かせたような響きが美しい。

 

 サビは野村さんのパートを他のメンバーの歌声が追いかけるような構成が素敵。


 2番のAメロは加藤さんとのハーモニーが際立っている。

 

 個人的には大サビに入る直前の高音部分とその後澤田さんが下ハモリしてくる部分がとても好き。そして澤田さんの髪が跳ねているのがカッコ良可愛い(曲に関係ない 笑)

 

 上村さんの撮影場所はロフト?天井裏収納?への梯子が映り込んでいることが多いが、本動画ではいつもと90度違う角度なのが珍しい。

 

 この曲はリストラーズYouTube動画の中でも個々の歌声の個性が出ており、聞き分けがしやすい。誰か1人の声に注目しながら聴くのも楽しい。


 ラストの野村さんの恍惚とした表情が可愛い。「カ・イ・カ・ン」 


 お恥ずかしながら自分は映画も原作も観たこと、読んだことがない。セーラー服を纏った薬師丸ひろ子が機関銃を手にこの言葉を呟く有名なシーンしか知らないのだけど、機会があったら一度観てみたいとは思っている。金曜ロードショーで放映してくれないかな。

 

 

 


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