10月最後の日は、デビュー45周年を迎えたサザンオールスターズのデビュー曲を。


 なおこのタイトルは、「8時だョ!全員集合」のコーナーで志村けんが沢田研二の「勝手にしやがれ」とピンクレディーの「渚のシンドバット」をごちゃ混ぜにして踊るというネタから拝借したものらしい。偶然にもどちらの曲も手掛けたのは昭和歌謡の作詞王阿久悠。



 

  

 リードボーカル :  草野さん

 

 まるで今から重役会議が開かれるようなオープニング。

 

 草野さんの歌い方は桑田さんに寄せているが、嫌味なモノマネになり過ぎない、絶妙な匙加減。テンポが早いし結構高低差がある難曲だと思うのだが、完全に歌いこなしているのが凄すぎる。

 

 野村さんが笑顔でノリノリなので、こちらまで楽しくなる。終始スンとしている加藤さんとの対比がまた良き。

 

 2番への入りの部分であるが、1番終わりの「胸騒ぎの腰つき」に草野さんの声を被せている? 最初誰が歌っているのだろうと何度も聞いたのだが、やっぱり草野さんとしか思えない。リストラーズの曲でこのように同一人物の声を被せたアレンジは非常に珍しい。

 

 後半、草野さんと澤田さんがリズム隊に加わり、大西さんがベースからコーラスに移るのが注目ポイント。澤田さんは今までもリードボーカル、コーラス、ベースと一通りこなしていたが、まさかボイパまで! 澤田さんホントオールラウンダー。色鮮やかな羽根を背負ったサンバガールズ達が舞い踊る姿が見えるよう。

 

 最後の決めポーズ

🔸予備校のパンフレット感のある加藤さん 「一流の講師陣による熱血指導!」

🔸草野さん、建設会社の社長がビデオメッセージで社員に喝を入れています

🔸相変わらず表情豊かな野村さん

🔸上村さんとりあえず手は前に出しました、と

🔸椅子からわざわざ立ち上がり、サービス精神溢れる澤田さん、安定の眼力

🔸ドアスコープ越しに覗いたらなんかスーツの人が営業に来たな大西さん

 

 胸騒ぎの腰つき体操(?)も、みんな違ってみんな面白い。「腰つき」なのに肩しか回っていない人もいるけど(笑)

 

 勝手にシンドバッドと言えば印象深いのが、2018年の紅白歌合戦。「希望の轍」からの「勝手にシンドバッド」。紅白は毎年特に楽しみでもなく毎年惰性で観ているだけなのだが、あの年のラストは最高だった。会場が一体となった高揚感と多幸感は忘れられない。


 それにしてもサザンも昭和歌謡なのか。

昭和、平成、令和と幅広い年代が知っている名曲を数多く生み出し、第一線で走り続けているサザンって本当に凄い。



 【2024年1月追記】

 2023年に行なわれたコール・クライネス(リストラーズのメンバーが学生時代所属していた合唱団)の定期演奏会パンフレットに寄せていたリストラーズの広告は、この曲の一場面。







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