追憶の銀河猫・8 宮田愛美 | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

僕が銀河猫を初めて観た時、本格的に応援するようになった時、一番大きかったのは、まなみんこと宮田愛美という存在であった。

 

銀河猫を初めて観たのは、2015年3月に広島ホームテレビ敷地内にあるぽるぽるホールにて上演された劇団マージブル公演「人狼アイドル記者会見」であった。当時は結成間もない頃で「the GALAXY☆CAT」というグループ名で、この舞台にメンバー達が出演していた。

 

男女アイドルグループのメンバー同士の恋愛疑惑が発覚し、芸能プロ社長が新曲発表会見場と見せかけて、恋愛しているメンバー2人をあぶりだそうとする設定で、その恋愛しているメンバー2人探しには観客達もケータイサイトで参加が出来、それゆえ観客達の選択次第で展開が左右されるユニークなシステムの舞台であった。銀河猫メンバーの1人が中島尚樹扮する芸能プロ社長の秘書役を演じていて、美人だなと思ったので、彼女と2ショットチェキを撮った。そのメンバーこそ、まなみんであった。

 

ただ銀河猫を本格的に応援するようになったのは、まなみん生誕祭に足を運んでからだ。これまではカプセル+を応援していたが、解散してしまったので、ちょっと途方にくれたが、カプセル+を応援しながらも蛍光イエローのホイッスルをぶら下げて、「ドラマティック∞銀河」の歌の冒頭で身体を前に屈めながらそのホイッスルを思い切り吹くパフォーマンスするまなみんのことが気になっていた。

 

まなみんはクールビューティな容姿で、黒髪のロングヘアーをなびかせる様がカッコ良くアイドルとしてかなりキラキラしていて、センターに立つ姿が実に凛々しかった。ただSTUDIO MAPLEでの接客や物販交流会での塩対応ぶりのせいか、月間ランキングでは伸び悩み気味であった。

 

とはいえ、あのクールビューティな顔立ちから舌足らずなカンジの可愛らしい声とのギャップがよかったし、同性のファンも結構いた。そういや某ロコドルグループのメンバーがまなみんのファンとぶっちゃけたことがあったな。歌声はあんまりウマイとは云い難いけど、ただアイドルというよりはアーティスト向きの歌声だなという印象で、声質がMy Little LoverのAKKOによく似ているなと思った。

 

まなみんの銀河猫在籍時で一番忘れられないのは、やはり「凸劇マジョリティー」の歌割り争奪戦だった。1位になった時は本当に心から嬉しかった。この曲は銀河猫の2ndシングルCD曲になる筈だったが、いつの間にか立ち消えとなり、音源化すらされなかった。まなみんと上位を争ったまなてぃ(篠崎まな)もそのことを心残りにしていたことを、銀河猫活動休止発表直後のtwitterで呟いていた。僕は今でもこのことでモヤモヤした思いを持ち続けている。

 

2年半にわたって活動してきた銀河猫において、まなみんとしおりん(一ノ瀬栞)が一緒に並び立っていた頃が一番最高だったと思う。これはしおりんを取り上げた時でも書いた。

 

僕はまなみんこそが銀河猫のセンターエースだと思っていたし、ずっとそこにいて欲しいと思った。だが「グッバイ,ラズルカ」のシングル選抜から外れたと同時にMAPLEZサポートメンバーとなり、やがて正式にMAPLEZに移籍。MAPLEZとしてはシングル曲「オーセンティックインベンションとロマンティックパラノイド」1枚だけリリースした後、今年2月に脱退。

 

正直、怒りと哀しみがない交ぜとなり、しばらく尾を引いていたが、現在は落ち着いている。

 

最近まなみんは、モデル活動を始めたようだ。同じく元銀河猫のもりみぃ(森田初実)と一緒に写った近影を見たが、トレードマークのロングヘアーが黒から明るい色に変わっていたものの、クールビューティぶりは健在であった。