知らずに死ねぬ程のものではない

知らずに死ねぬ程のものではない

元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

前回の書評で「探偵物語」の小説版を取り上げた。

 

そしたら松田優作絡みの本をもう一冊読みたいという衝動に駆られてしまい、そういや、未読のまま埋もれた本があったなと思い、いつものようにサルベージしてみたら、出てきた出てきた。

 

というワケで今回取り上げるのは、「松田優作+丸山昇一未発表シナリオ集」(幻冬舎アウトロー文庫)である。

 

1989年11月6日に松田優作が40歳の若さで亡くなってから、優作関連の書籍、CD、DVDが幾多もリリースされた時期がしばらくあった。優作ファンだったので最初はリリースの度買いまくったのだが、あまりにも多く出過ぎたのでさすがにもういいやとなった。なので、僕の部屋にある優作関連蔵書は「松田優作論」が余裕で執筆出来そうな程はあると思う。

 

「未発表シナリオ集」は、そんな時期に刊行された異色の産物といっていい。1995年11月に幻冬舎から刊行された。僕が持っているのは、1996年8月25日に幻冬舎アウトロー文庫から刊行された文庫版である。

 

本書の共著として優作と共に名を連ねた丸山昇一は、優作主演映画の脚本を多く手がけ、優作が“共犯関係”と公言する程の盟友としてよく知られた脚本家で、高橋伴明監督が撮った最新脚本作『安楽死特区』(2026)がつい最近公開されたばかり。

 

書名の通り、松田優作主演の映画やTVドラマとして企画されながら、様々な事情から映像化にいたらなかった幻のシナリオ全6本が本書に掲載されている。

 

シナリオは脚本とも台本とも読む。そしてそれを職業とする方は、シナリオライター、脚本家と呼ぶ。因みにシナリオライターは和製英語である。英語だと、映画、ドラマ、アニメがスクリーンライター(screenwriter)、映画、テレビ番組、ラジオ番組がスクリプトライター(scriptwriter)、舞台劇がプレイライト(playwright)となっていて、メディアの種類によって使い分けているようだ。

 

そもそもシナリオというものはあくまで設計図に過ぎず、本来は撮影現場スタッフやキャストしか読めないものである。シナリオが書籍化するのはよほどの大御所脚本家の作品か大ヒットした映画やドラマくらいである。ましてや未映像化シナリオだ。それだけ優作のブランド力が強まったということだな。


最初の「荒神」は、中上健次による同名短編を原作に脚色したもの。消火器のセールスマンのフリして、行く先々で強盗殺人を無軌道的に繰り返す男・ゴロの姿をひたすら描いたハナシで、1980年の作品。当時アクションヒーロー役ばかり演じることに嫌気がさしていた優作は、ゴロを演じたがっていた。今村昌平監督『復讐するは我にあり』(1979)で連続殺人鬼役を演じた緒形拳辺りを意識したのかな。『野獣死すべし』(1980)での怪演は、ゴロ役を演じるための準備運動だったのだろうか。『青春の蹉跌』(1974)の神代辰巳監督が撮るという案があったようだ。優作と神代辰巳監督のコラボ。観たかった。

 

続く「たった一人のオリンピック」は、マイナースポーツだったボートのシングル・スカルという競技でモスクワ・オリンピック出場をひたすら目指した一人の男を描いた実話が元になったハナシで、もし映像になったら、優作によるひとり『がんばっていきまっしょい』みたいなカンジになったのかな。このシナリオの原作となった山際淳司による同名ノンフィクションも読んだが(それが収録された角川文庫刊「スローカーブを、もう一度」を丁度持っていたので。この本には有名過ぎる「江夏の21球」も収録)、こちらはメジャースポーツとマイナースポーツの格差の現実をクッキリと描いていた。特にモスクワ・オリンピックの日本ボイコットを受けての当時フルマラソンのエースだった瀬古利彦選手のコメントはシナリオにも拾われたが、オリンピックだけが全てはないと云いたかったんだろうが、これは所詮恵まれた環境にいる者によるコメントであり、オリンピックに全てをかけた者に対する配慮の欠片がないなと思った。イマだったら即炎上である。

 

「船頭・深谷心平」は、連続TVドラマの初回のシナリオ。優作主演の連ドラ企画があったんだ。それも船頭役とはね。てっきり時代劇かと思いきや、現代劇であった。イマだったらオダギリジョーが演じそうな役だ。

 

「プロデュース」は、映像化前提ではなく優作にプレゼントする目的で書かれた脚本なのがユニーク。振り回され体質のうだつの上がらない映画プロデューサーが、あることをきっかけにキレてささやかな反逆をする。丸山がよく知る映画業界の裏側を舞台にした点では、1997年11月に刊行された書き下ろし長編小説「負犬道」(幻冬舎)に通じるものがあった。

 

「チャイナ・タウン」は、「船頭・深谷心平」と同じく優作主演の連続TVドラマとして企画されたものの初回シナリオ。探偵モノで1話完結。まさにセントラルアーツ調ってカンジのハードボイルドモノで素直に面白かった。1988年の作品。亡くなる1年前か。これはちゃんと映像化して欲しいなと思う。未映像のままでは惜しい。
 

そして「緑色の血が流れる」は、またもや探偵役だが、SFサスペンスアクションという設定。優作生涯唯一の監督作『ア・ホーマンス』(1986)と同じ世界線というかそれ以上に振り切った内容で、スリリングで読み応えがあった。

 

丸山のシナリオをちゃんと読んだのは初めてだが、ト書きに独特のクセがあり、特に“こなす”という表現が印象深かった。普通は処理する意味で“こなす”が用いられるが、丸山の場合は「促す」または「見る」の意味合いで用いている様子。九州だと“こなす”に色々な意味があるようだ。因みに丸山は、宮崎出身である。

 

掲載シナリオの殆どは優作がアイデアを提示して丸山がそれを独自にアレンジしてシナリオという形に仕上げたものだから、本書が優作と丸山の共著となっているのは妥当といっていい。

 

優作夫人で現在は芸能プロダクション「オフィス作」代表でもある松田美由紀が本書の「おわりに」にて優作と丸山の“共犯関係”について振り返っていたが、シナリオの打ち合わせは主に優作の自宅の部屋で行われていて、「優作と丸山さんが脚本の打ち合わせをする我が家の部屋は誰も入ることが出来ない神聖な部屋だった」そうで、打ち合わせ前には遊びたい盛りの子供達を外に出していたのだから、相当緊迫感があったのだろう。

 

それにしてもこの優作と丸山の“共犯関係”が、優作が亡くなるまで10年間も続いたこと自体がスゴイな。確かに優作はカッコ良くてスゴイ俳優なんだけど、人間としての優作となると様々なエピソードをきく限り、あまりにも妥協がなくコダワリも強過ぎて、付き合うには相当面倒臭そうな方だなと思った。当の丸山自身が2025年8月に刊行した最新著書「生きている松田優作」(集英社インターナショナル)の中で率直に優作に対する愛憎を吐露していた。なおこの本も近日書評をアップ予定。

 

 

 

 

昨日、岡山のマービーふれあいセンターで、マービーミュージカル「K 探偵のいない探偵歌劇」を観劇。

 

 

 

 

マービーミュージカルを観るのは2度目。今回は探偵モノであった。

 

ヤクザから金をかっぱらって神戸から広島行き電車に乗って逃亡しているコソ泥・銀次。ヤクザの追手が迫ってきたので、咄嗟に居眠りしていた隣のボサボサ長髪男のチューリップハットと茶色のカバンを盗んだ上、その男になりすまして事なきを得て、長髪男の方が銀次と間違えられて連れて行かれた。

 

これで一安心と思いきや、その場にいた青いワンピースの女性によって今度は長髪男と間違えられて清音駅で降ろされ、秋月家に連れて行かれる。実は銀次がなりすましたあの長髪男は、名探偵として名高いK(劇中では思い切り名を出していたが、ここでは敢えてKを通す)であった。

 

死んだ筈の二木英恵からの手紙が突然届いて、秋月家の所有する財産は元々二木家の財産なので相続する権利があると主張してきたのだ。英恵の幼馴染みでもあった秋月菊乃から真偽を確かめて欲しいという依頼を受けたKは、電車に乗って秋月家に向かっている途中だったのだ。銀次を秋月家に連れて行った青いワンピースの女性こそが、英恵を自称した女性であった。そして、殺人事件が起きた。

 

タイトル通り、銀次の浅はかなヤラカシによってKが到着出来なくなる非常事態となり、銀次が名探偵のフリして遺産問題や殺人事件の解決に四苦八苦するハメになるハナシである。

 

ハッタリカマしたりしてなんとかKを演じようとする銀次だが、所詮はド素人。やはりボロが出かかってしまいハラハラさせられるが、秋月家の長女・心が天真爛漫だけど銀次をしっかりサポートする有能ぶりを見せていて、心のおかげで銀次がなんとか探偵っぽくなっているカンジであった。

 

銀次役を演じたのは、歩空ジョージ。お調子者だがハングリーな強かさもある銀次がとてもハマッていた。心役を好演した安原涼那は笑顔が可憐であったが、ちゃんと聡明な雰囲気があり、歌と踊りも上手かった。そして二木英恵役を演じたのは、與曽井美希。これまで映画やミュージカルで子役として活動していて美希ちゃん。以前観た「日の記憶」(2023)での知世役が印象深かったが、今回初めての大人の役柄。しかもあからさまに野心ダダ洩れなヒールっぽい役柄を派手めなメイクを施して声のトーンも低めのセリフ回しで演じていて、まさに新境地であった。

 

 

 

秋月心役を演じた安原涼那ちゃん。イイ笑顔だな。長いポニーテールを弾ませながら歌い踊っていたのが印象深かった。

 

 

二木英恵役を演じた與曽井美希ちゃん。イマまでとはガラッと雰囲気が違う、大人の役柄に挑戦。美希ちゃん、悪女役も中々イケるなと思った。

 

 

今月16日。サロンシネマで『災 劇場版』を観た。

 

 

 

本作に“劇場版”と付いているのは、2025年にWOWOWでTVドラマとして一度放映されていて、それを劇場公開用に再編集したものだからだ。

 

老若男女問わず様々な職業や立場の者達が変死していて、それは事故か自殺として処理されたが、その亡骸は何故か頭髪の一部が切られ、または髭が一部剃られていた。そして変死した者達には必ずある男の存在が関わっていた。被害者役が錚々たる顔触れ。安達祐実をいきなり冒頭で死なせるなんて、贅沢過ぎる使い方だなと思った。最年少の被害者である女子高生役も、ついこの間公開された『終点のあの子』で當真あみとW主演していた中島セナが演じていた。

 

時間軸をシャッフルする手法が用いられ、演出もケレン味も血みどろになるようなショッキングシーンもなく淡々としていた。だからといって安心して観れるかといえばそうでもなく、それゆえ不安を掻き立てるようなリアルな怖さがあった。謎のまま本作が終わるので、ヒンヤリとした余韻が残ってしまう。ただでさえイマ外は寒いのに……。

 

謎めいた男役を香川照之が演じていて、神出鬼没に様々なイデタチで登場するのだが、別に大仰な芝居するワケでなく、ただポツンと存在するだけ。なのに、画面に出ただけでゾッとさせられる。

 

そして弦楽器による格調ある響きながら不穏過ぎる旋律が観る者の恐怖感を煽っていた。本作の演出自体淡々としているので眠気が起きやすいが、あの音楽が流れた瞬間、眠気が一気に覚める。まるでハイドンの「驚愕」みたいだ。本作の影の主役といっていい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近見た映画はこれ

 

Ameba映画部

 

ハードボイルド。英語の響きはとてもカッコイイ。でもいざ日本語に訳すと、“固ゆで卵”という意味となる。

 

正直、微妙感がある。如何にもカッコ良さげな英単語に限って、日本語に訳した途端ダサくなるものだな。

 

感傷に流されず冷酷非情かつタフでストイックな人物を表現したのがハードボイルドとのこと。そういう人物を主人公にした小説や映画をハードボイルド小説、ハードボイルド映画と呼ぶ。

 

ハードボイルドモノというと真ッ先に思い浮かびがちなのは、私立探偵を主人公にしたものだが、別に私立探偵という職業に限定したジャンルではない。職業はなんでもイイのだ。アイドルが主人公になったハードボイルドだってありなので。

 

この間、よく足を運んでいるイオンモール広島府中店にあるフタバ図書TERAにてある文庫本を見つけたので、買って読んだ。

 

それは、小鷹信光著「探偵物語」(創元推理文庫)。この文庫本を巻いている赤地の帯は、“私立探偵・工藤俊作。”という黒太文字がデカデカと埋め尽くしていた。

 

そう、これは松田優作が工藤俊作役を演じ、1979年9月18日から1980年4月1日まで日本テレビで放映された伝説的な連続TVドラマ『探偵物語』のノベライズ版である。このドラマに原案としてクレジットされた作家の小鷹(こだか)信光が執筆していた。徳間書店のトクマ・ノベルズというレーベルからドラマ放映に合わせて最初に刊行された。1998年に幻冬舎文庫から文庫版が刊行されたことがあったが、今回洋邦のハードボイルド小説を数多く刊行している創元推理文庫から2月27日に復刊された。

 

小鷹信光といえば、なんといっても『探偵物語』の第12話「誘拐」の中で優作からアドリブで「日本のハードボイルドにいつ夜明けが来るのか? ねぇ、小鷹信光さん」と名指しされた方として優作ファンにはよく知られているが、実はレイモンド・チャンドラーやダシール・ハメットといった名だたるハードボイルド作家の作品翻訳、更にハードホイルド小説を紹介する文芸評論活動等でハードボイルドというジャンルの魅力を日本に布教し根付かせてきたハードボイルド研究のレジェンドであった。

 

工藤俊作のもとに、一本の電話が入る。疾走した17歳の少女・宮坂玲子を4日以内に探し出して欲しいというオファーであった。始めは気乗りしなかったが、高額の成功報酬を提示されたので引き受けることにした。だがクライアントの玲子の父である戸部産業の会長・戸部三郎は複数の探偵事務所にもオファーしていて、よりによって商売敵関係にある中川と競争させられるハメになり、更に玲子が誘拐される非常事態が起きた。

 

ドラマとのメディアミックス企画によって生まれたノベライズ版だが、よくあるドラマのエピソードを小説にしたものではなく、小鷹によるオリジナル。工藤がベスパではなく中古スカイラインに乗っていたり、工藤と腐れ縁である服部刑事の部下が松本ではなく松木になっていたり、結構ベッドインしていたりと、TV版とは設定とキャラが微妙に違っていて小鷹独自の工藤像ってカンジであった。

 

独自といえば工藤には妹・初子がいた設定となっていて、父親から虐待された上工藤が渡米中に17歳で両親と共に亡くなったのだが、これが無理心中をほのめかすような表現で、工藤が玲子に初子の姿を重ねる場面が度々あり、この辺に妹を守れなかった後悔が工藤の中に心の傷として深く刻み込まれていたのだろう。

 

ハードボイルドのお約束というべきか、被害者と思われた玲子のヤミを抱えた一面が明らかになり、バタバタと死人の山が築かれたり、裏切りがあったりとエグイ展開になって行き、そして苦めの余韻を残した締め。

 

本書で工藤がスカイラインで車を追跡する際対象車の前に出る先行追跡する方法をとる場面が描かれたが、追跡もしくは尾行は必ずしも相手の背をつけるだけでなく、時に相手の前に出て背を向ける形の高度な尾行のし方もあることは、木村拓哉主演『教場』シリーズで最近知ったばかりであった。

 

個人的には工藤と中年探偵・小西のバディぶりがよかった。生真面目過ぎて空気が読めないけど工藤にとって便利な助手的存在であった小西はTV版における二代目イレズミ者を彷彿させたが、あるきっかけから工藤と小西の間に溝が出来る展開は切なかった。
 

今年は小鷹信光生誕90年というメモリアルイヤーで、それもあってか小鷹の過去作が刊行される動きがあり、「探偵物語」の復刊はその一環。ちょっと前にはエッセイ本「パパイラスの舟」も「探偵物語」と同様、創元推理文庫から復刊されていた。

 

小鷹版「探偵物語」は全4作あり、2作目も来月復刊されるようだし、こちらも愉しみだ。

 

 

 

 

今月11日。MOVIX広島駅で『木挽町のあだ討ち』を観た。

 

 

 

永井紗耶子による直木賞受賞した同名時代小説を原作に、『アキハバラ@DEEP』(2006)の源孝志監督が撮った時代劇。

 

文化7年1月16日。江戸の木挽町。仇討ちモノの鉄板中の鉄板「仮名手本忠臣蔵」千穐楽の舞台がはねた直後の歌舞伎の芝居小屋「森田座」の前でリアルに起きた、美濃遠山藩士・伊納菊之助が父・清左衛門を殺害逃亡した作兵衛に対する仇討ち。あれから1年半後、フィクションと現実の仇討ちが同時に起きたことで語り草となり、森田座前はすっかり名所扱いとなっていた。そんな木挽町に加瀬総一郎という菊之助の縁者を自称するちょっと謎めいた男が現れる。総一郎は森田座前で起きた仇討ちには何かカラクリがあるのではと疑いを持っていた。

 

柄本佑演じる総一郎が探偵の如く調査と推理をしながら仇討ちの真相を探って行き、様々な証言から仇討ちの不可解な謎が解き明かされて行く過程が面白かった。とりわけ総一郎が渡辺謙演じる森田座の重鎮・篠田金治と対峙する場面はスリリングであったし、菊之助役の長尾謙杜の女形ぶりも中々よかった。

 

そしてネタバレになるので詳細は明かせないけど仇討ちの真相が種明かしされる後半もこう来たか感があり、本作はミステリーモノとしてもコンゲームモノとしても二重に愉しめる趣向となっていた。

 

それにしても血生臭い仇討ちから始まって、こんな微笑ましい締め方になるとは思いもしなかった。

 

山口馬木也が菊之助の父・清左衛門役を演じていて、更に冨家ノリマサ、峰蘭太郎と『侍タイムスリッパー』(2024)ゆかりのキャスト達が本作に何気なく顔を出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近見た映画はこれ

 

Ameba映画部

 

そろそろ桜が咲き始めて春寄りになってきたが、油断すると急に冷え込みがちな3月半ばの土曜日。2日間開催された「広島みなとフェスタ」に初日だけ足を運んだ。

 

今回初めて行ったのだが、コスプレ、食、そしてステージで構成されたこのイベントは、広島港前のみなと公園にて毎年開催されていて、今年13回目になるようだ。

 

みなと公園は撮影会でイマまで2度行ったことがあったけど、大抵雨が降っていた。今回は見事な晴天であった。

 

 

 

御目当てはみなとステージでのステージライブ。

 

 

各ダンススクールによるダンスパフォーマンス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、広島FM公開録音収録も兼ねたライブステージ。

 

 

寿理

 

 

広島のシンガーソングライター、寿理。最近20歳を迎えたばかり。

 

 

以前お目にかかった時はJKだった。当時は自ら配信中継しながらステージパフォーマンスしていたので、ステージ隅に小さな脚立を付けたスマホが置いてあったものだ。最近は女優としても活動し、ついこの間上映された山中富雄監督の自主制作映画最新作『瞬きの閃光~第一章~』に出演していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MC進行役を担当したのは、広島FMのアナウンサー・中川真由美。かなり久々にお目にかかったが、僕の中ではショートヘアーが似合う陽気で可愛らしい女の子の印象がイマだに強いな。キャリア22年で二児の母なのか。

 

 

 

DILAIII

 

 

アクターズスクール広島から18年ぶりに誕生した新ユニット、DILAIII。先月の2月23日の広島クラブクアトロでのデビューライブ以来2度目のステージにして、初の野外であった。因みに僕は、これが初DILAIIIであった。

 

MEISA

 

HINATSU

 

MIYABI

 

 

2024年12月22日から2025年12月21日までの1年間のメイメイは、ASHが運営するSPL∞ASHとtopmodelschoolが運営するAMOREのユニット掛け持ちで活動していた。相当大変だったと思う。スプラを卒業、AMOREも解散して、DILAIIIに専念することを選んだ。AMOREは個々の活動が最近多くなりユニット活動自体がままならなくなっていたので、致し方ない決断であった。


 

 

 

 

ミヤビちゃんは苗字である丹後は、京都発祥の歴史ある苗字のようだ。実は僕の住む町にも丹後さんという方がいます。

 

 

ひなちゃんはMAX♡GIRLSから移籍。カワイイ系よりもカッコイイ系の方がやはりシックリくるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリジナル楽曲とパフォーマンスはK-POP風味という印象かな。スクール生達はK-POP好きが少なくないからね。メイメイはAMOREでもK-POPカヴァーを結構やっていた。

 

高い歌唱力とキレキレのダンスによる大人びたステージパフォーマンスを披露するDILAIIIの皆さんだが、ふとした表情にJCの女の子らしさが窺えた。

 

彼女達のステージが次に見れるのは、今月29日に開催される春の発表会。

 

 

 

今月7日。ほぼ年に一回は足を運んでいる福山コロナシネマワールドで、『しあわせな選択』を観た。

 

 

 

『オールド・ボーイ』(2003)等で知られる韓国映画界最凶の鬼才、パク・チャヌク監督最新作。

 

邦題未定のまま特報が流れたことがちょっとした話題になったが、こういう穏やかそうな邦題に落ち着いたか。ただ主演のイ・ビョンホンが以前出た『甘い人生』(2005)がタイトルとは裏腹にエグ過ぎる内容だったように、題材もストーリーも描写も演技も何にしても容赦なさ過ぎるのが韓国映画。特にパク・チャヌク作品はそれが突き抜けた印象で、観る時は覚悟を決めてから観ることにしている。

 

製紙会社に勤務し家族とリア充な日々を送っていたマンス。ある日突然会社からリストラされた。再就職先を探すが中々見つからず生活が徐々に困窮して行き、家族との関係もギスギスしてしまい追い詰められたマンスが取った選択は、就活の有力ライバル達を抹殺することで再就職の椅子を奪い取るという狂気そのものの選択であった。

 

イ・ビョンホンがマンス役を演じていた。往年のトニー谷を彷彿させた見るからに胡散臭そうなチョビ髭姿や胴付長靴姿を披露していて、ここまで徹底的に無様でダサ過ぎるビョンホンが凄まじかった。『ラブストーリー』(2003)や『私の頭の中の消しゴム』(2004)のソン・イェジンがマンスの妻ミリ役。可憐だったイェジンが恐妻キャラを演じていることに時の流れを感じたが、美人ぶりは健在。

 

本作のラストは、チャールズ・チャップリン監督・主演『モダン・タイムス』(1936)に通じるような皮肉に満ちたものであった。

 

ところでエンディングクレジットが流れる際“コスタ=ガブラスに捧ぐ”というテロップが出てきたので何故と思ったが、実は本作、コスタ=ガブラス監督『斧』(2005・日本未公開)をリブートしたものとのこと。コスタ=ガブラス版も観たくなったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近見た映画はこれ

 

Ameba映画部

 

今月2日。イオンシネマ広島西風新都で『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』を観た。

 

 

 

かつて地上波民放各局のゴールデンタイムで競うように放映されていた2時間ドラマ。ある時期から一斉に地上波から消え、時代劇と同じくイマではBSデジタルにて過去作の再放送か新作が時々製作される程度となっている。

 

そんな2時間ドラマのスタイルをそのままスクリーンに持ち込んだ大胆過ぎる企画が「2時間サスペンス THE MOVIE」シリーズである。友近が最近SNSに2時間ドラマのパロディ動画をアップしまくって注目されていたが、これを受けての本作の企画なのだろう。

 

尤も2時間ドラマというものは歴史を辿ってみれば、往年の日本映画におけるプログラムピクチャーをTVドラマに持ち込んだようなものだったりする。実際プログラムピクチャーモノを多数手がけていた映画監督が映画斜陽化によりTVに新たな撮る場所を求めて2時間ドラマに結構参加していた。

 

筋立てはこうだ。紹介した商品を確実に完売させるため「テレビショッピングの女王」と呼ばれカリスマ的人気を誇る青池春香と「実演販売の女王」と呼ばれる長野吉江が売り上げ頂上対決することになり、お互いが火花を散らし合っている最中、商品注文の電話をかけてきた男が会話中に転落死する事件が突然起きる。事件に巻き込まれる形となった2人は手を組み、事件の真相を探ろうとする。

 

青池春香役を演じたのは、名取裕子。映画主演は『幻想 アンダルシア』(1996)以来30年ぶりになるようだ。かつて五社英雄監督作品のヒロイン役をよく演じていた印象が強くて、『吉原炎上』(1987)が最近リバイバル上映されたのが記憶に新しい。

 

タイトルからしてザ・2時間ドラマってカンジ。ストーリー設定も演出も演技もあるあるパターンで気持ちいい程徹底し倒して、そしてトドメが断崖でのクライマックス。名取を始めとして水野真紀、東ちづる、中山忍といったテレ朝「土曜ワイド劇場」寄りの顔触れであったが、エンディングテーマに使用されたのはKiroro「もう少し」ではなく日テレ「火曜サスペンス劇場」のエンディグテーマ曲だった竹内まりや「シングル・アゲイン」なのが面白い。前述の友近が長野吉江役で出ていて、実質的には名取とW主演であった。

 

本作はシリーズ第一弾と銘打っていたので、当然、第二弾もあるのだろう。そういや“2時間ドラマの帝王”船越英一郎と“2時間ドラマの女王”片平なぎさがまだ出てない。次はどっちかが主役なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近見た映画はこれ

 

Ameba映画部

 

もう解禁されたので報告を。

 

3月の第2日曜日の昼間。実は自主制作映画の撮影に、またエキストラとして参加しました。

 

映像制作会社を運営しテレビ新広島の『ひろしま満点ママ!!』のロケ演出も手がけている田中真二監督による、『彼女が叶えたかった夢を 僕は知らない』(2024)、『花の散るらむ』(2025)に続く3作目の自主映画監督作品である。タイトルとストーリー内容は未公表。因みに僕もまだ存じてません。公開されたスチール写真を拝見する限り、ファンタジー系っぽいかな。

 

今回の撮影現場となったのは、東広島市。

 

僕の住む町は一応広島市なのだが、八本松寄りなので、東広島市は僕の中ではほぼ御近所である。だから気楽に参加OKしたのだが、東広島市といっても北東部でしかも広島空港と白竜湖付近という竹原市寄りなので、結構距離があった。

 

 

ここが今回の撮影現場となった、お好み焼き「なごみ」。折角ここに来たので、ここで昼食をとった。食べたのは勿論、お好み焼きである。

 

 

注文したのは、肉玉うどん。これは昔から大好物であった。食した感想。美味であった。キャベツが甘味があって食べやすかったな。

 

 

こちらは撮影シーン。厨房にいる背中は『ひろしま満点ママ!!』のレポーターとしてお馴染みの国光かよこさん。今回女優として出演。ちゃんと野菜を炒めてました。

 

 

出番の撮影を無事終えた後、国光かよこさんと一緒に。「なごみ」では写真コンテストも開催しているようで、バックに展示してあった入選作品がイイ作品揃いであった。特に一番左端の作品が良かった。

 

さて今回の自主制作映画の主演女優は、みうちゃん。福山のアイドルで、勿論、演技初挑戦。田中監督作品の歴代ヒロインでは最年少の12歳。今月小学校を卒業したばかり。まあ、拙ブログを読まれている方ならばお馴染みのアイドルではないかな。

 

前作『花の散るらむ』と同様、エキストラ参加特典のミニ個撮でみうちゃんを撮った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みうちゃんが抱えているのは、自主映画撮影参加者全員にプレゼントされたコシヒカリ。

 

田中監督は今回みうちゃんの主演映画ともう1本、今月高校卒業したばかりのプロ女子格闘家・MIYU選手のドキュメンタリー映画と同時進行で撮っていて、ワザワザそういう撮り方しているということは、なんかクロスオーバー的な仕掛けでもあるのかな。あくまで予想に過ぎないが。

 

完成が愉しみだ。

先月24日。MOVIX広島駅で『新劇場版 銀魂-吉原大炎上-』を観た。

 

 

 

週刊少年ジャンプで連載されていた空知秀秋の同名人気漫画をアニメ化した、『銀魂』シリーズの劇場版最新作。

 

人間とエイリアンが共生している別次元世界の江戸を舞台に万屋のノー天気な坂田銀時を主人公に数々の奇怪な難事件を仲間と共に力を合わせて解決するジャンプの王道をやりながら、その設定をメタフィクション的に茶化したり他アニメのパロディや時事ネタをブッ込む振り切った自由奔放な作風なのも『銀魂』の見所だったりする。サブタイトルからして、五社英雄監督『吉原炎上』(1987)を意識しているのは明白。

 

本作の冒頭であの『鬼滅の刃』を堂々と名指しでパロッた上ちゃっかり宣伝していてブッ飛んだが、これは両作共アニプレックスが関わっていたからこそ出来たお遊びなのだろう。

 

僕は往年の『探偵物語』に通じるこういう悪ノリ系がワリと好きなのだが、こういう系統ってやり過ぎるとスベりやすいので匙加減次第。『探偵物語』はハードボイルドという芯があったからこそ悪ノリをついでにやったカンジであった。そういや『あぶない刑事』シリーズも最初のTVシリーズは悪ノリとハードボイルドの絶妙なバランスがちゃんとあった。本作もまた悪ノリありきではなく、王道も手抜かりなくやっているのがイイ。

 

続編を匂わす締め方をしていたので(正直、好きな締め方ではないが……)、銀時の活躍ぶりがまたみられる可能性はありそうだ。その時どんな悪ノリをするのかも含めて愉しみだ。

 

 

最近見た映画はこれ

 

Ameba映画部