天然素材への思い
長くブログに御無沙汰してました。目の回る様な一年が通り過ぎました。過去の掲載を振り返り続きをしたためてみようと思います。この家は、事情で東広島から上棟前の素材を買い受け2階部分を平屋に構築したものです。総檜、63坪の構造だったのですが二階部分20数坪に組み直し余材はロフトや建具、オープンデッキに我儘に使いました。桁地回り9寸、軒廻り三尺おきのせがい組、私には経験のない構造でした。構造材の大きさ組み合わせの妙、隠すわけにもゆかず、ほぼ内部は天然素材で頑張ってみました。和室は求められず、ロフトやデッキの要望があり、時代に合わせて努力してみました。現在はインスタグラムなどで西洋の様子も見ることができ、素材含まれた樹齢200年の杉板などははぎ合わせてそのまま建具にしてみました。西洋への倣いもいいものがありました。節は在っても天然の細やかな木目を思えば、当初のデッキの床板への思いは替えられたよう です。江戸の昔、黒船の来た時には息吹いていた素材、、、、、、思うものがありますFLはべた基礎の上に石場建てでGLより1500上げてみました。海の見えるように施主の要望です。初めてのことでうろたえるところもありましたが、高床の居室の湿度の低さには驚くものがありました。雨の後などは地面より500くらいが言いようもなく湿度が高く、服を着ていてもこの床上との差が感じられ、工事ちゅう我が家に帰って寝室に入るとうんざりするようでした。人の暮らす生活空間の環境志向、考えさせられるものがありました。遠く奈良の昔の正倉院を偲びました。