献湯祭 ( 有間皇子 記念神事式典と 一番湯奉納、温泉神社神事式典 ) | 南紀白浜で暮らす

南紀白浜で暮らす

長年住み慣れた大阪から石垣島に移住。その後、2011年に南紀白浜に移住しました。
南紀白浜を中心とした素晴らしい景色や行事、アドベンチャーワールドのパンダなどの動物達のこと。
そして日々の生活、好きな旅行や海の中のことなどについてもご紹介したいと思います。

朝方は天気が良かったのですが、段々雲が広がって来ました。

最近は、こうしたパターンが多いですね。

 

 

白浜町の花 「 はまゆう 」 が咲き始めました。

花言葉は、「 清潔 」、「 汚れがない 」、「 どこか遠くへ 」、「 快楽 」 です。

白浜町にぴったりです。

 

 

 

 

南紀白浜の温泉は、日本三古湯の一つです。

 

今日の公衆浴場 「 崎の湯 」 です。

勿論、温泉です。

 

 

 

同じく 「 牟婁の湯 」 です。

 

 

 

そして、崎の湯と牟婁の湯の源泉となっている 「行幸 ( みゆき ) 源泉 」 です。

 

 

 

 

 

 

 

今日、献湯祭が行われ、有間皇子記念神事式典と 一番湯奉納、温泉神社神事式典が行われました。

 

今回は、新型コロナウイルス感染症対策のため、規模を縮小して行い、華やかな一番湯奉納行列は行われませんでした。

 

   昨年の一番湯奉納行列の模様は

           →  こちら です。

 

献湯祭は、豊かな温泉の恵みに感謝して、山神社の境内に祀られている温泉神社 ( 正式名 湯之宮神社 ) で行われる祭りです。

 

 

有間皇子記念神事式典は、午前⒐時30分頃から、白良浜の直ぐ近くの有間皇子之碑前で行われました。

 

 

 

 

有間皇子のことについて簡単にご説明したいのですが、新たな発見がないので前年のコピーとなってしまいます。

 

有間皇子は、657年に牟婁の湯を訪れて大そう気に入り、牟婁の湯をはじめ、南紀白浜温泉を世に知らしめた人物です。

 

南紀白浜が温泉地として存在するのは、正に有間皇子のお陰。絶対に忘れてはいけない人物です。

 

 

歴史的なことですが、

有間皇子が牟婁の湯を訪れた翌年、有間皇子の勧めで、斉明天皇と中大兄皇子が白浜温泉を訪れたそうです。

 

ところが有間皇子は、中大兄皇子のわなにはまってしまい、謀反の罪で、天皇の滞在する行宮 ( 白浜 ) で、中大兄皇子の厳しい尋問を受け、最後は、現在の海南市にある藤白坂で捕らえられて絞首刑にされ、19歳の若さで命を落としたそうです。

 

有間皇子が処刑された場所については、有間皇子が白浜の行幸芝で厳しい尋問を受け、翌る日、都に帰る途中の藤代坂 ( 海南市 ) で捕らえられて絞首刑となったとのことですが、当時、1日で白浜から海南市まては歩いて行けないのではないかなど、色々と疑問があるそうです。

 

 

式典は、催事の藤田正夫実行委員長 ( 白浜観光協会会長 ) の挨拶、有間皇子に関する説明から始まりました。

 

 

 

実行委員長の 藤田正夫 白浜観光協会会長です。

 

 

 

コロナ対策で、出席者は、白浜町長、町議会議長、県議会議員代表、そして各源泉の代表者のみでした。

 

来年は、いつもの年のように、厳粛な中にも賑やかな式典となると良いですね。

 

 

 

 

 

 

巫女さんも今年は2人だけでした。

 

 

 

お祓い。

 

 

 

 

 

 

祝詞。

 

 

 

井澗 ( いたに ) 誠 白浜町長による玉串奉尊です。

 

 

 

式典は、20分ほどで終了しました。

 

 

今日の白良浜です。

コロナに苦しめられているなど、ウソのような気がします。

 

 

 

式典の後、車で移動して、温泉神社が合祀されている山 ( サン ) 神社に向かいました。

 

 

 

「 一番湯奉納 」 が行われた温泉神社が合祀されている山 ( サン ) 神社です。

 

 

 

いつもは、各源泉から角樽に入れて運ばれてきた一番湯が小さな樽に入れ替えられますが、今年は、最初から小さな樽に入れられ、置かれていました。

 

小樽の順番は毎年変わり、今年は、若葉温泉 ( カラカミ観光(株) ) 、草原の湯 ( (株)白浜館・ホテルシーモア ) 、鉱湯温泉 ( 白浜町 ) 、長生の湯 ( 紀伊白浜温泉土地(株) ) 、行幸温泉 ( 湯崎温泉観光(株) ) 、垣谷温泉 ( 東白浜温泉土地(株) ) 、藤乃湯 ( 藤乃湯 (有) ) 、走り湯 ( 白濱温泉土地(株)、燈明台温泉 ( 南白浜温泉(株) )順です。

 

 

 

 

 

 

「 一番湯奉納 」 は、午前10時10分頃から始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小樽は、若葉温泉 ( カラカミ観光(株) ) から順に 、神職から巫女へ、巫女から巫女へ、巫女から神職に小さな樽が手渡され、最後に神職が温泉神社に献湯します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手前の社が温泉神社です。

 

 

 

 

 一番湯奉納は、約10分程で終わり、続いて温泉神社前に場所を移し、そこで温泉神社神事式典を行いました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巫女さんによる里神楽です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温泉神社神事式典は、約25分程で終わりました。

 

最後に、巫女さんの写真を撮らせていただきました。

 

 

 

巫女さんも、出席者も関係者も終始マスク着用という異例の状態での神事でしたが、無事終えることが出来ました。

 

 

有間皇子、そして温泉に感謝するとともに、新型コロナウイルス感染症の早期収束をお願いして来ました。