1店舗目として訪れたのは、(有)蒲原水産。

 
現在、3代目が社長を務める。
 
社長に聞いた。
「蒲原さんのたらこのこだわりや特徴を教えてください!」
 
突撃にも関わらず詳しく教えてくださいました!
 
まずは造る工程のこだわり。
たらこを作る際に使う塩。
素材の旨味、甘味を引き出すために使用するのは、南の島、沖縄の塩マース。
社長曰く塩で味が決まるとのこと。
 
そして酒には男山。旨味を引き出し、臭みも消し去るとか。
 
さらにたらこの大きさなどで20種類程に選別するとのこと。
 
そして厳選されたものが、虎杖浜たらこの名で店頭に並ぶ。
 
また蒲原さんでは最近、無添加、無着色のたらこも販売を開始。
最近では当たり前になった着色や添加物。しかし人によってはアレルギーもあるため、
昔ながらの製法で製造しているとか。
 
 
続く2店舗目に訪れたのは岸水産。
蒲原水産のちょうど真裏にある。
 
2代目が社長を務める岸さん。
ご近所の蒲原社長のお父さんと岸社長のお母さんが兄弟だとか。
 
岸さんに聞いた。
「岸さんのたらこのこだわりや特徴を教えてください!」
 
こだわりは、全て前浜産のもので作られたたらこであった。
店舗によってはアラスカ産の魚卵を原料にしたたらこも販売しているが、岸さんは全て前浜産。
原料へのこだわりがあるとのお話を伺った。
また味付けも、たらこ本来の味を引き出せるよう、控えめな味付けをしているとのこと。
 
 
続く3店舗目はカネヤマタ松田廣一商店。
 
店頭には干し魚や様々な加工品が並んでいる松田さん。
お話を聞くと、元はたらこの専門店であったらしい。
 
どの商品も前浜産メインで製造され、その季節の旬のものを販売している。
サンマは獲れないから町外から仕入れている。
 
 
 
4店舗目はカクジュウ須貝水産。
4代目が社長を務める。
須貝さんのたらこのこだわりは、「手間」。
家族経営だからこそ、たくさんは作れないが、少ない人数だかるこそ、
一つ一つに愛情を込めて、可愛がって作っている。
いいものを作りたいという想いで、手間をかけているのがこだわり。
だからクレームはほとんどないとか。
 
また店内には自家製のポップや、お母さんが描いた絵が並び、
とても温かみのある雰囲気も特徴である。
 

 

たらこではないが、目に留まった魚、どんこ。

 

雑魚として扱われ、よく捨てられる魚だ。
須貝さんでは寒干しして販売されている。
須貝さんオススメは、肝和え。酒とみりんと醤油で和えれば絶品とのこと。
 
 
 
最後に訪れた5店舗目の店舗はカネモリ森川水産。4代目が社長をつとめる。
森川さんのたらこのこだわりは、自分の好きな味、美味しいという味付けをしていること。
そのため先代である父とは異なる味付けだとか。
先代は甘めだったが、今の社長は甘めではない。
また原料も100パーセント前浜産。