こんにちは。色々と模索しているので、今日は唐突に中3生向けに関係代名詞を解説しようと思います。関係代名詞は、中学英語のラスボスといってもいい存在です。

 
そもそも、関係代名詞っていうのはこういうやつのことです。
 
The boy who is standing at the door is my brother.
 
この文の"who"。
"who"って、「誰」って意味なんじゃないの?その意味もありますが、今回は違います。
さて、これは何者なんでしょうか。
 
 
そもそも:関係代名詞の機能
皆さん、下の①と②の内容を1つの文で言いたい時、何と言いますか?
①私は猫を飼っている。
②その猫の目は青い。
 
まあ、「私の飼っている猫の目は青い」か、「私は青い目の猫を飼っている」か、どっちかになると思います。
 
こういう風に、日本語でも、私たちは2つ以上の文をくっつけて1つの文にしていることがよくあります。
 
そして、これは当然のことながら、英語でも同じように2つの文をくっつけることができます。
 
その時に「のり」のような役割を果たすのが、今日紹介する「関係代名詞」です。
 
具体的には、"who", "which", "that"などがあります("whom"もありますがあんまり使わないので今回は省略します)。いずれも、「誰」、「どれ」、「あれ」という意味で以前習ったと思いますが、それらとは全く別のものですので、今回は忘れてください。
 
【組み立て方】
では、関係代名詞を使って具体的にどのように文を作るか、見ていきましょう。ちょっと段階を踏んで、いきなり和→英とか英→和とかやるのではなく、2つ英文が与えられた状態から、それをくっつける方法を見てみましょう。
 
くっつけたい2つの英文は以下のAとBだとします。
A. I know the boy.
B. He is standing at the door.
 
さて、この2つの英文をくっつける手順は以下のとおりです。
①2つの英文に共通する単語を探す(これを「先行詞」と言いますがとりあえず覚えなくてもいいです)。
→全く同じ単語でなくても、表されている中身が同じであればかまいません。この場合は"the boy"と"he"です。
 
②Aの文を、①で見つけた単語(先行詞)のとこまで書く。
これも色んなパターンがあるのですが、今回はAの文を"the boy"までなので、要するに全部ですね。
→I know the boy.
 
③②の後ろに関係代名詞を置く。
今回は関係代名詞whoを使います。なんでwhoになるのかは後で説明します。
→I know the boy who...
 
④③に続けて、Bの文を全文書く。ただし、①の単語は省く。
→I know the boy who is standing at the door...
(He が省かれています)
 
⑤(もしあれば)Aの文の残りを書く。
→今回は②でAの文は全部書いてしまったので、なし。
 
ということで、AとBの文は無事に以下のとおりくっつきました!
A. I know the boy.
B. He is standing at the door.
→I know the boy who is standing at the door.
(私はドアのところに立っているあの男の子を知っている。)
 
ということで今回はここまで。これだけだと色々分からない所だらけだと思いますが、次回以降補足説明をしていきたいと思います〜〜〜さよなら!