こんにちは、オチウミです。

 

 

学校では、Scrambleやネクステ、ヴィンテージといった

文法学習書を渡されることが多いです。

 

そして、たいていの生徒さんは、学校の課題になっているから

その場しのぎ的にやる。確認テストを10点中8点取ってクリア

次の瞬間には忘れる。ということが多いようです。

 

何のためにそれら文法書をやっているのか?

が明確化されていないがゆえに

無駄なことをさせられている感が強いのだと思います。

 

 

名探偵コナン、最新作「100万ドルの五稜星」が公開されていますね。

同じ100万ドルの夜景を持つ長崎市民としては気になる映画です。

そして、気づいたら27作目。

コナン君は、江戸川コナンという偽名です。

江戸川コナンは、エドガー・アラン・ポーと

アーサー・コナン・ドイルから拝借しています。

 

Edgar Allan Poe

The Black Cat(1843)「黒猫」

うちの「黒猫」です。

For the most wild, most homely narrative which I am about to pen,

I neither expect nor solicit belief.

Mad indeed I would be mad to expect it,
in a case where my very senses reject their own evidence.

 

前置詞+名詞(動名詞)で「一つのまとまり」と考える。

be about to V(原形)~「まさに~しようとしている」

neither A nor B 「AとB、どちらも~ない」

 

【訳例】

「私が今筆をとろうとしている最も狂気じみたそして、最もありふれた物語にたいして、私は人に信用してもらおうとも、信用を懇願しようとも思っていない。」

 

Mad indeed would I be to expect it,

in a case where my very senses reject their own evidence.


 

語順を意識して読むことは超重要です。

形容詞+助動詞+主語+動詞~という語順は「倒置」です!

語調や文調を整える、強調するという役割で倒置は行われます。

indeed I would be mad to expect it,

in a case where my very senses reject their own evidence.

としてから読みます。

 

I would be mad to expect it 仮定法ですね。

条件節がないじゃん!と思うかもしれませんが、

ネクステ104番Scramble183番

不定詞が条件節の代わりをすることがあるとのっています。

 

case の関係詞はwhere(関係副詞)です。

which(関係代名詞)ではない、ということは受験でもよく出ます。

 

very「とても・非常に」は副詞なので名詞は修飾できない!

でも、ここでは名詞の前に置かれている。その場合のveryは形容詞で

「まさにその・まさしく」という意味です。

 

their 代名詞(所有格)。何の代名詞なのか?を考えます。

theyは複数名詞を受けているので、前出の複数名詞を探します。

この文章の場合、前出の複数名詞はsensesしかありません。

 

own 「~自身の」という意味をすぐに思い出すでしょう。

が、ownは動詞で「~を所有する・自分のものだと認める」もあることを

念頭に入れて読みます。 

「実際、人からの信用を期待しようなど、狂気でしかないだろう。

私のまさにその感覚が、その感覚が持っている証拠を拒絶するような場合には」

 

下線部は「私のまさにその感覚が、信用できない」という意味でしょう。

 

【訳例】

「自分で自分のまさにその感覚が信用できない場合には、とりわけ人から信用を期待しようなど、狂気でしかないだろう」

 

と、少々ややこしい文章も受験英語の文法を

活用し、少々の読解力を駆使すれば読むことができます。

 

英語が苦手な大学受験生をお持ちの保護者さま

英語を学びなおそうと思っている社会人のみなさま

「文法なんか」と馬鹿にせずに、

ネクステやScramble、ビンテージなど丹念に覚えていくと

今まで見えなかったものが見えるようになるかもしれません。

 

                             

高3生・既卒生対象にLINEのビデオ通話で英語を教えています。

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