こんにちは、オチウミです。


 

何度か書いてますが、

 

ネクステやScrambleみたいな

文法問題集って、やっても意味なくないですか?

とか

文法なんか勉強しなくてもよくね?

 

みたいなことを言う生徒さんが結構いて

悲しくなったりします。

 

そして、そういったことを言う生徒さんに限って

あんまり英語の成績が芳しくなかったりするので

ますます悲しくなります。

 

 

英語がまぁまぁできる生徒さんは、なんとなく

中学校までの文法が頭の中に入っていて

 

それでなとなく読むことができている

に過ぎないことが、多いように思います。

 

英検2級くらいまでは、それで取得できるでしょうし

共通8割くらいまでは取れるんじゃないかと思います。

 

 

 

2024年 大阪大学 第一問(抜粋)

Rain forests may be known as the planet’s lungs, but it’s when standing before the seas, with their crashing waves and ceaselessly cycling tides, that we feel the earth breathe.

 

今年の大阪大学の第一問の下線部訳の一部です。

 

 

 

まぁ、be known as~ は常識ですかね。「~と知られている」

 

「熱帯雨林は地球の肺として知られているかもしれないが、」

 

 

文頭のitはなかなか曲者です。

 

Scrambleとかネクステ「形式主語」という項目があります。

Scramble85番とかネクステ115番とか234番など。

 

さらに

Scramble452番~、ネクステpoint127番には「強調構文」

という項目があります。

 

とまぁこういった、文法知識を持っていれば、

正確に早く読むことができます。

 

速読速読と言いますが、正確な知識があって

丁寧に左から順番に英文法通りに読み進めてこそ

正確に早く読むことができると思います。

 

基本的に文頭のit は

①it ~that構文

②it~that(who/which)~の強調構文

③it is 形容詞 toV構文

を考えながら読み進めます。

 

文法問題をちゃんと解いて文法事項を理解していると

it that構文かit that強調構文で書かれているのか

英文を少し読み進めるとわかるのですが、

 

ヒント

that節の中が完全文なのか不完全文なのか、です。

これはあくまでも、十分条件で、

that節内が不完全文ならば、強調構文である。

は言えますが、

逆は言えないのが残念なところです。

 

ヒント

it is thatをとってしまうと

一つの完全な文章が出現すれば、強調構文です。

これは必要十分条件です。

 

that節内が不完全文であれば、強調構文である可能性が高く

すぐに判断できるでしょうし、それでなければヒント②を使うといいでしょう。

 

この文では、that節内は完全文(に見える)なので

どちらか判断に迷います。

そこでヒントを使うと

it’s when standing before the seas, with their crashing waves and ceaselessly cycling tides, that we feel the earth breathe.

When standing before the seas, with their crashing waves and ceaselessly cycling tides, we feel the earth breathe.

となり、一つの文章が出現しました。

 

というわけで、強調構文ということが分かったので

それらしく日本語にしていきます。(日本語には強調構文がないので……)

It is ●●● that~の●●●の部分が強調されています。

 

【訳例】

「はじける波、止むことなく循環し続ける潮流をもつ海の前に立っているときにこそ

私たちは地球が息をしていることを感じるのである。」

 

 

英語を勉強しなおしたい保護者さま

英語がどうしてもなー

とか予備校通ってんだけど、質問しにくくて

わからないところをとりあえずおいてしまっている

高3生・既卒生さん

LINEのビデオ通話で英語の勉強のフォローをしています。

書画カメラで手元を映しながら、英文法と英文読解を解説しています。

予備校のテキストなどのフォローもします。

ご関心のある方は、下記のお申込みフォームの

お問い合わせ欄に学年か社会人かと英語のLINE授業と

書いてお問い合わせください。詳細をご返信いたします。