こんにちは、オチウミです。
受験英語とかって……実用的じゃないんでしょ笑
とか
面白くないんでしょー
と言うようなことを耳にしたりしますが、
まじめに受験英語を読んでみると意外と面白く
英語を勉強するうえで、やっぱり役に立つと思います。
その中でも日本最難関の東京大学の問題は、
優しくなってきたとかなんとか言われていますが
やっぱりよくできていると思います。
2024年 東京大学 大問4(B)
下線部訳の問題です。
Alone in the woods behind our house, I had beaten my chest,
acted out my own invented stories without a thought to how
another’s gaze might see me.
まずwoods ですが、複数形になっているので
「林」、とか「森」とするのがいいでしょう。
生徒さん数名にこの問題を解いてもらったのですが
I had beaten my chest.の部分を
「胸が鳴っていた」「私は胸が鳴っていた」「私は胸を鳴らした」
と訳している生徒さんが一定数いました……。
I had beaten my chest.はSVOになっているので
「私は胸をたたいていた」です。
「胸をたたく」というのが「変なの」と思うかもしれませんが
前後をちゃんと読んでいれば、状況はイメージできているはずです。
自分でこういうことだろう。と想像して日本語訳を付けている答案を
よく目にしますが、英文法に照らし合わせて読むのが一番です。
,acted outはbeatenと並列なので、「演じていた」とすればいいでしょう。
my own invented storiesこれはそのまま「私自身が作り出した物語」
without a thought to~「~のことを考えることなく」
how another’s gaze might see me. 「どのようにほかの人の注視が私を見るのか」
【訳例】
「私たちの家の後ろの森の中で一人、どのようにほかの人の注視が
私を見ているのか考えもせずに、私は胸を叩き、自分で考え出した物語を演じていた。」
英文法通りに英文を読むことが、正確に早く英文を読むために
必要不可欠なものだと思います。
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