こんにちは。
整体院指楽(しらく)藤沢湘南台店の波多野です。
みなさま、何かスポーツはされていますか?
または子供の頃、学生の頃にされていましたか?
野球、ダンス、バレーボール… 色々ありますが、学校の体育の授業でもあるサッカーをされたことがある方は多いのではないでしょうか?
2019年度の競技人口は推定436万人で、国内の競技人口ランキング1位を誇る人気競技サッカーですが、コンタクトスポーツであるがゆえに怪我も多いですよね。
さて、今日は「サッカーと腰痛の関係」についてです。
<サッカーに多い腰痛>
サッカーはコンタクトスポーツで2014年サッカーワールドカップで起こったブラジル代表のネイマール選手のように、他選手との接触による腰椎の骨折などがあります。
また、接触ではなく、ボールを蹴る際や方向転換時に腰を痛める場合もあります。
<ボールを蹴る時の腰痛発生メカニズム>
ボールを蹴る時は軸足を踏み出し、蹴る足を振り子のように後ろへ大きく振りあげます。
足を振りあげると同時に腰が反り返り、腰に負担がかかります。
ポイントは「腰が過度に反る」です。
ひどくなると「腰椎分離症」になってしまうこともあります。
原因として
①股関節の後方への動きの硬さ
股関節が硬いと腰でかばってしまうため負担がかかります。
②背骨(腰椎・胸椎)の反る動きの硬さ
背骨の動きが硬いと負荷が分散されずに、腰のみに大きな負担がかかります。
③股関節前面の筋肉(腸腰筋)の短縮・こわばり
この筋肉にこわばりがあると、結果的に①の原理で腰に負担がかかります。
④背筋(多裂筋・脊柱起立筋)の短縮・こわばり
背筋にこわばりがあると、常に背骨が反った状態にあるため、ボールを蹴る動作でさらに腰が反りかえり、腰に負担がかかります。
⑤腹筋群(腹横筋・腹直筋・腹斜筋)の筋力低下
腹筋群は腰を過度に反るのを防ぐ作用がありますが、この筋力が低下していると腰に負担がかかります。
<方向転換時の腰痛発生メカニズム>
方向転換時には急激に腰を捻る動作が加わります。
ポイントは「腰が過度に捻る」です。
ひどくなると「腰椎分離症」なってしまうこともあります。
原因として
①股関節の捻り(内旋・外旋)の動きの硬さ
大きく体を捻る時、股関節の動きで分散できないと腰に負担がかかります。
②背骨(腰椎・胸椎)の捻る動きの硬さ
背骨の動きが硬いと負荷が分散されずに、腰のみに大きな負担がかかります。
③お尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)の短縮・こわばり
この筋肉にこわばりがあると結果的に①の原理で腰に負担がかかります。
④背筋(多裂筋・脊柱起立筋)の短縮・こわばり
背筋にこわばりがあり、さらに左右に差があると常にどちらかの捻った状態にあるため、方向転換時にさらに腰が捻られて負担がかかります。
⑤腹筋群(腹横筋・腹直筋・腹斜筋)の筋力低下
腹筋群の中でも特に腹斜筋の筋肉は体を捻る動作に作用しますが、この筋力が低下していると過度に捻る方向を制御することができず腰に負担がかかります。