今、この世界は資本主義・社会主義と、2分していますよね。

 もう一つ、第三の社会が作られるとしたら、こういうことかな?と思う事柄について書きます。

 

 ま、内容はNHKで放送された、謎の天才「サトシ・ナカモト」という番組の受け売りなのですが口笛。私は「面白い!」と思いますので、良ければお付き合い下さいませ。放送日時は2023年11月26日です。

 最初は経済の話から始まります。

 

 サトシ・ナカモトとは、仮装通貨ビットコインの概念を作り出した方です。日本人っぽい名前ですがペンネームです。

 

 サトシ・ナカモトはネット上で、自身が考えた仮装通貨の仕組みを発表しました。その論文に賛同した人たち(主にプログラミングの出来る人)によって、仮装通貨はネット空間に作られました。

 ただ、サトシ・ナカモトは賛同者達との交流がメールのみだったため、彼が何者なのか、今もって誰にも知られていません。

 

 仮装通貨は、「個人間でお金のやり取りをする仕組み」として考えられた概念です。

 お金のやり取りをするとき、大抵は銀行を介しますよね?その時、銀行に手数料を払います。通貨が異なると手数料は更に高くなります。

 もし、個人間で、オンライン上で安全にやり取りできる仕組みがあれば、手数料の支払いをすることなく、どんな通貨でも、世界中の人と自由にやり取りができます。

 安全な仕組みとして、ブロックチェーンやマイニングの仕組みも作られたのですが、コレは説明すると長くなるので省略あせる

 

 銀行は言わば中央集権です。中央集権に頼ることなく、個人が独立する仕組み、とも言えます。

 

 仮装通貨は今、世界中の人が利用しています。

 ただね、残念ながらサトシ・ナカモトの意図したこととは別の使い方になってしまっている側面もあります。

 ビットコインが初めて使われた時、アメリカ人がピザ2枚を1万ビットコインで買いました。大体25ドルくらいだったそう。つまり1ビットコインが0.0025ドルですね。

 それが、今は1ビットコインが42349ドルです汗うさぎ(毎日価格が変わりますので、コレを書いている現在の価格)。

 今や、ビットコインは投機の対象として使われています。また、マイニングシステムに報酬が支払われるので、マイナー達もお金儲けのためにシステムを使っています。

 

 多分、サトシ・ナカモトが本当にやりたかった事とは、違う使われ方をしています。

 

 サトシ・ナカモトとメールのやり取りをした方によると、サトシが最終的に目指していたのは「中央集権国家に頼らず、個人が独立して社会に生きる仕組みを作る」ことだったようです。

 

 NHKで放送されたのは、大体こういう内容でした。

 

 サトシ・ナカモトはとっても頭の良い人だったのでしょうね。ただ、頭の良い人は一般庶民の頭の中身をよく知らないものです。世界中の人は、サトシの頭の良さについて行けなかったのではないでしょうか。

 

 で、最初に書いたテーマ。資本主義と社会主義の次に来る、新しい社会の仕組みは、「中央集権国家に頼らず、個人個人が独立して社会に生きられる仕組み」なのではないか、と私は考えます。

 中央集権に頼るから、政治家が腐敗したり独裁者が戦争を起こしたりするわけで。一人一人が自律できる社会になれば、何か変わるかも?

 

 サトシ・ナカモトは、概念を作り出すのが早かったのかも知れませんね。

 

 などと考えますが、さて、世の中はどう変わるでしょう?