NHKスペシャル 『ママたちが緊急事態 第二弾』メモ | 次郎とマーマの なんじゃこりゃ日記

次郎とマーマの なんじゃこりゃ日記

知的しょうがいA1判定=次郎 
その次郎がマーマと呼ぶ私とのなんじゃこりゃな日々

NHKスペシャル 『ママたちが緊急事態 第二弾』

 
1月31日に放送された第一弾が大変反響で、早速第二弾の番組が放送されたので、メモした。
 
第一弾は、私のブログでもメモを2月1日にアップしたhttp://ameblo.jp/shiraiwa824/entry-12123695525.htmlのだが、このブログ史上最高のアクセス数だった。
 
反響の大きさにびっくりしたのは、NHKだけではなかったのだ^ ^私も、ママたちの悲鳴が聞こえるようで、これは、本当に非常事態❗️と言っていいと思った。
 
なので、第二弾も、メモを残したいと思う。
 
以下、メモです。
 
前回わかったことは、人類は、共同保育という他の動物にない子育てをするということだった。
しかし、日本は、核家族率8割となっていて、期待される夫の1日の平均育児時間1時間7分と、欧米よりはるかに低い。
 
子育てがつらいのは、ママのせいじゃない!
 
つらい子育てを見てみると。
 
○ママを悩ませる不可解な子どもの行動
1.人見知り泣き 
人見知りをして、ママから離れず困る。
人見知り中の子どもと、人見知り前の子どもが、何を見ているか調べると。
人見知り前の子どもは、ママや身近な人しか見ていない。
人見知りの子どもは、知らない人に興味を持ち、特に目を見ていることがわかった。
目を見るというのは、動物では、へんとう体が働き、警戒心が起こる。人間の大人は前頭前野で、恐怖心をおさえるが、子どもは前頭前野が未発達なため、抑えることが出来ない。
なので、目が会うと反射的に恐怖を感じて泣いてしまう。
単なる反射で、嫌いというわけではない。
 
2.イヤイヤ期
前回、イヤイヤ期は、前頭前野の未発達からくるとわかった。前頭前野が成長すれば、イヤイヤ期も終わるが、イヤイヤ期の欲求衝動を抑える対処法を科学的に探った。
アメリカのニューヨーク大学 クランシー・ブレア教授は、脳の抑制機能の研究をしている。
「ダメ」と怒ることは、へんとう体が働き恐怖を感じているだけで、抑制機能は働かない。
脳の抑制機能を育てるには、子どもにわかる簡単なルールを作ることから始めるとよい。
例として、子どもに耳のマークと口のマークを持たせ、口のマークを持っている人が話す人、耳のマークを持っている人が、聞く人。と、ルールを決めて遊ぶと、ルールを守ってがまん出来るようになる。
がまん出来たらほめてあげる。達成感を味わうことで、がまん出来るようになる。
本来、前頭前野は、抑制するためのものではなく、未来を予測し、計画する場所(がまんすることで、いい結果が得られると予測出来るなど)。
人間は、前頭前野が未来の計画を立てることによって、人間らしい生活を手に入れてきた。
 
○男の育児を科学する
1.赤ちゃんの泣き声にたいする男女脳の反応
男女に、ノイズと赤ちゃんの泣き声を聞かせる実験では、
女性は、泣き声に強く反応した。
男性は、ノイズ、泣き声ともに、同じくらいの反応だった。
 
日本の研究でも、母親に子どもの泣いている映像を見せただけでも、脳が活発に働くことがわかっている。
脳の愛おしさや不安を感じる部位が活発になり、次に分析する部位が活発になり、行動に移す部位が活発になった。
ということからも、母親の脳は子育てに最適に出来ている、と言える。
2.一方、男性の脳はどうか?
若い男性に週一回3ヶ月育児体験をした後の、脳を見ると、体験前より、脳が活発に反応することが、わかった。
男性も育児参加することによって、脳の働きが変わる(スイッチが入る)。
3.イクメンパパのすごい反応
イスラエルの研究では、41人の父親が、子どもと触れ合った後、血液検査をすると、オキシトシンが増えることがわかっている。
別名、愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンは、出産後の母親の脳から大量に分泌されるが、触れ合った父親、赤ちゃん共に、オキシトシンが増える。
 
4.既婚男性と未婚女性の距離の実験
ドイツの実験で、既婚男性30人のうち、15人はオキシトシンの摂取(スプレーの吸引)なし、15人はありの実験をした。
未婚女性が、近づいて、これ以上来ないで欲しい距離を測った。
その距離は、摂取なしで、55センチ
摂取ありで、70センチという結果に。
オキシトシンを摂取すると、より遠い距離で、もうこれ以上未婚女性に近づかないで欲しいと思うという結果だ。
男性に女性にアプローチしたい気持ちがあるとすれば、オキシトシンはその気持ちを抑制する働きがある。
 
オキシトシンは、愛情ホルモンと言われるが、家族に対する愛情であり、子育てをするために、生まれたホルモン。
 
アイコンタクトが出来るのは人だけ。人だけが、見つめるだけで、オキシトシンが出る。
 
お母さんも苦しんでいるが、お父さんも苦しんでいる。
 
人類が発生して700万年、これまでに経験したことのない子育てをしている。
お互いがお互いを知り、支え合うことで、新しい子育ての方法が見つかる。
 
以上、第二弾の今回は、さらにママたちの悩みに答える内容だった。
 
{C2FB2BC3-A9E2-4050-9D06-95831F95CE15}

↑入院中の私の父と看病していた母 そして私の子どもたち(1999年元旦)
 
700万年途切れることなく続いたひとつひとつが大事な命