くるみの乳腺腫瘍が再発してしまい、手術をしました。
咳もあったのでもしかして肺に転移しているのではないか…?
肺に転移している場合、施す治療は無く余命は近い、、、
などの情報もあり、
手術までの数日は心配で心配で過ごし、
正直、自分の治療や副作用どころではなかったのです。
子を心配する親の気持ちがよくわかりました。
くるみは保護されて半年。
しあわせになったばかりじゃない!
そんな運命は受け付けない!!
毎日、天使に、ノエルに何度もお祈りをしていました。
お祈りをしていくうちに
でもくるみは今、元気でしあわせそうだな、
どんな運命でもくるみは受け入れるであろう、
ならば親の私が心配ばかりしていてはいけないなとも思いました。
そして、手術は無事に終わり。
精密検査結果、肺には転移はなく。
これは、本当に、ほんとうによかったこと!!
ですが、病理の結果は低グレードの悪性腫瘍でした。
しかし今回、完全切除しているので
ほぼ大丈夫であろうということで、
追加治療はなく、経過観察となりました。
今年2回目の手術。
くるみ、本当によくがんばったね。
くるみは順調に回復し、今日も元気です。
ありがとう、くるみ。
わたしはあなたと一緒にいれるだけで幸せだよ。
共に助け合い、明るく生きていこうね!
私は病気をしてから犬の保護活動のお手伝いをしています。
以前のようにフルタイムでお勤めをしていたら
この活動に参加もできなかっただろうから、
今の生活スタイルになって、よかったことのひとつです。
からだが動くうちは何かに尽くしたい気持ちもあります。
このいただいた心と体を全部使って。
病気になってからの気持ちの変化。
がん発覚→もっと自分を大切に、自分のことに時間を使おう
→もっと家族や周りの人に尽くしたい
→いろいろやるのはやめて、LOVEに生きよう
などと、人というのは慈愛の心に目覚めるものですね。
主な役割としては保護っこの預かりや、
譲渡会のときのスタッフ、収容犬のチェックなどです。
治療をしているので本格的には役には立っていませんが、
無理のない範囲でさせてもらっています。
保護の活動は様々だと思いますが、
私がお手伝いしているキャバリアレスキュー隊は代表を含めて、
みんなからっからに明るい。
向き合っていることは犬の殺処分であったり、とても重いテーマではあるけど、
なんてユーモアある、たくましい魂の人たちの集まりなんだ!とよく思います。
預かりのお仕事は、里親さんが見つかるまでの期間、
保護っこのお世話をします。
ひとつの命を預かるのでとても責任のあるお仕事です。
人との暮らしや、優しさを知ってもらえたらいいなと思って接しています。
今まで私が預かってきた保護っこたちを紹介します
クララ、モナ、ペーター、シャルロ
アメリ、クルミ、パンジー
ほとんどがブリーダー放棄や飼育放棄の子達です。
(クルミはそのままうちの子になりました。)
そして今週からやってきたうちにやってきた新人のテルマちゃん。
この子はキャバリアミックスで収容されていたのですが、
やはりお迎えなく引き出しをしたら、
なんとチベタンスパニエルというとても珍しい犬種だったのです。
テルマの預かり日記はこちら
くるみは保護犬先輩として、
家庭でのノウハウを教えています
お仕事がんばってるね!
みんな愛おしく、里親さんが決まるとうれしさ120%と同時に
お別れも毎回寂しいけれど、
いつもハッピーな未来がみえるので、嫁、婿入りの後はとても温かい気持ちです。
それにこの子たちはちゃんとわかっている。
自分たちの居場所を。
犬たちが新しい家族を決めているのかなとも思います。
この子たちがすっかり家族の一員として誇らしげな顏をしていたり、
ご家族に愛と笑顔を運ぶ、唯一無二な存在になっていることを知ると、
その瞬間、わたしは言葉にならないほどの幸せに包まれます。
わたしの方が保護っこたちから
かけがいのないものをもらっているのです。
犬生の半分は苦労だったかもしれないけど、
半分は愛に溢れているね。
ひとつの命を救えたこと、
そんな架け橋ができたことも
わたしのささやかな誇りなのです。