失われた10年その2
昨日に続いて、「失われた10年」について話します。
1997年に金融危機を迎えた日本は決定的な失速を余儀なくされこととなったわけですが、
2001年に誕生した小泉内閣のもと構造改革を実行してゆくわけですが、
「改革なくして成長なし」とか「聖域ばき構造改革」というスローガン(この頃の意味のないスローガンのおかげで、スローガン先走り政治がはびこることとなります。)のもと、内容は別として市場原理を徹底的に導入する動きもありました。
その構造改革が効果として現れたというよりも、2003年以降の景気の状況はまさに外需に依存しきった経済による景気回復だったわけです。
結果的には、内需拡大にてこ入れすること、をなおざりにして、構造改革一直線で施策が進められました。
今だ、構造改革は道半ばという感じがしますが、
2008年には、ご存知のリーマンショックに見舞われます。
著しい輸出の低迷という、世界経済の荒波をまもとに受けてしまいました。
2009年のGDPは470兆円と91年以降最低の水準です。
つまり、私の私見としては、輸出に頼りすぎた日本経済を、その時点で、グローバル経済と地域経済の二重構造で考えていなければならなかったと思うのです。
そうすると、失われた10年とは、私的には、1996年からの10年間と考えてしまうのです。
で現状はどうかというと、さらに厳しい10年がやってきていると言えるのではないでしょうか?!
今、政治に求められているのは、何なのか??
そのあたりの話を明日に、、、、。