あたらしい産業
今回の、石破大臣の訪問を得て、私はさらに確信することができました。
絶望的な日本の農業をとりまく環境だからこそ、その絶望の深さを農業再生の原動力にしなければならないと、
また、農商工連携は、単に、構造転換できなかった地域の工業や商業が連携して補完しあうというものではなくて、
新たな次代の日本の産業を創造するものでなければならない!と、
新地域おこしのビジネスモデルとして、構築されるものだと、
鮮度保持技術の向上と温度帯冷蔵冷凍流通によって、市場流通から直販を可能にし、
さらには、30%あった、流通ロスをなくすことができたのです。
常に消費者を意識することができる産業として、
産地と消費者を結ぶ持続可能なビジネスとして成立が可能になっていると言えます。
まだ、ビジネスモデルとして成立するまでには、多くの障害があろうかと思いますが
全国のなかでも私たちの愛媛県東予地域は、最も農商工連携の成功しやすい環境にあると思うのです。
その中でも、西条は食品加工流通コンビナート構想を進めようとしている、最適の地と言えるのではないでしょうか?!
あるNPO法人の人が、「バンコク人はとにかく甘くなければいかんのですよ。」
「甘けりゃ、なんぼでも売れますよ!!日本より高くてもいけるんですよ!」
「だから、丹原のあんぽ柿は飛ぶように売れたんです。」
ひょいと言ったその言葉に、農業の基本的な考え方が秘められているような気がします。