知覧紀行その2
そんなわけで、夕刻知覧に到着しました。
日没まで少し時間がありそうだったので、武家屋敷を散策、
武家屋敷といっても、中には実際にまだ使っている家屋もありました。とにかくみごとに手入れされた家並みが続きます。まるで、時を越えて、その時代にタイムスリップしたように感じるほどのたたずまいです。
武士というよりも、軍服をきた将校がでてきそうな感じでした。
なによりも驚きは、道にはゴミがかけらも見当たりません。
まちがきれいで、透き通った空気とあいまって、清潔感のただよう町並みです。
すれ違う人も、気軽く声をかけてくれます、「あっちは、もう見んさった?」
町中が私たちを迎えてくれているような、なんともいえない心地よい気分をもてます。
翌日の朝、朝食を終えてから、鳥濱トメさんのお孫さんになる人の話を聞かせていただきました。
聞けば聞くほど、胸に深く残る話です。トメさんと石原慎太郎との逸話も、戦後ののトメさんの話も、、、、、、。
私は、来てよかったと、、、、、。いや、もっと早く来るべきだったと、、、。思えました。
知覧特攻平和会館で、
特攻に行った人の遺書を、写している人がいました。
少し鉛筆をはしらせては、流れる涙をハンカチでぬぐっていました。声を殺して泣いている、その人の姿をみながら、私も、涙しました。
その時の、おばさんの姿がまだ鮮明に脳裏に焼きついてはなれません。
「生きる」ということを、もう一度、
自分の責任において「生きる」ということを考えさせられた一日でした。
知覧へはもう一度行こう!!