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四国の名所を紹介していきます。今回は徳島県三好市にあるかずら橋です。
サルナシなどの葛類を使って架けられた原始的な吊橋です。有名なのは、徳島県三好市西祖谷山村善徳にあるものです。その奥地には東祖谷菅生にも2つの橋が架けられています。
福井県今立郡池田町にも観光用に作られた橋もあります。

西祖谷山村善徳のかずら橋は長さ45m、幅2m谷からの高さは14mの日本三奇橋のひとつとされています。
重要有形民俗文化財のひとつであり、大正時代には一度、ワイヤーを使った吊橋に架け替えられましたが昭和3年には地域復興目的でかずら橋が復活したのです。
安全のためにワイヤーは使われておらずかずらはワイヤーを包み込む装飾なのです。
このかずら橋が有名になったのは、1970年に国鉄のディスカバージャパンキャンペーンで登場したことです。現在でも年間35万人の観光客が通るため、老朽化が早いのです。3年に1度架け替え作業が行われています。さらにその架け替え工事にはおよそ1か月もかかり、かずらの調達が年々困難になってきているという状態にあります。
ちなみに使用しているかずらは高知県産のシラクチカズラというわれています。