U-NEXTで1967年渥美清主演作品「喜劇 急行列車」を見た。

 特急列車のベテラン専務車掌青木吾一(渥美清)は若い頃に想い焦がれていた毬子(佐久間良子)と職務中に再会。今はお互いに結婚しているが、毬子の方は上手く行っていないよう。長崎でちゃんぽんを食べながら色々と相談に乗ってやる吾一。

 そのやり取りを主軸に最後まで行くのかなと思ったら、後半は心臓に重い病気を抱えていて死ぬかもしれない少年との出会いや、妊婦が列車の中で産気づいてお産のサポートをすることになるという展開に。

 思ったより盛沢山の内容でそれでも時間は90分。この頃は2本立てが多かったから作品時間に制限があったのかもしれない。でも、そのおかげで締まった内容の作品も多かったのではないか。

 食堂車のウェイトレス役で出ている若い頃の大原麗子が可愛い。

 それにしても、車掌に我がままを言う困った客というのは昔からいたのだな。他人と同じ時間が共有出来ないやつは車で行動してもらいたい。