U-NEXTでみうらじゅん原作、田口トモロヲ監督作品「色即ぜねれいしょん」を見た。

 1974年。京都の仏教高校に通う乾純はヤンキーにも優等生にもなれないごくごく普通の高校一年生。頭の中はSEXで一杯。ある意味健全。ギターでオリジナル曲を作るも人前で披露する勇気はない。

 そんな高校一年の夏。友達二人に誘われ、フリーセックス出来る女が一杯という噂を頼りに隠岐の島に行き、隠岐島ユースホステルに宿泊。オリーブというあだ名の女子大生と知り合い、これはいけるんじゃないかと期待するも童貞3人の思惑は空回りしてことごとく上手くいかない。

 そんな夏が終わって秋の文化祭。色々あった純は勇気を出して文化祭のステージで弾き語りをすることを決意。そして・・・。

 ヒッピーの家庭教師や、ユースホステルのスタッフのヒゲゴジラなど、普通ではない道も示唆してくれる大人とどれだけ知り合えるかが若い時には大切なのではないかと思った。自分にはそんな人がいただろうか。