U-NEXTで宮藤官九郎脚本阿部サダヲ主演映画「舞妓Haaaan!!!」を見た。

 京都での修学旅行中に迷子になった自分に舞妓さんが優しくしてくれたことで舞妓好きになってしまった鬼塚公彦(阿部サダヲ)。いつかお座敷遊びがしたいという夢を持って大人になるも一般会社員の給料では到底無理。

 しかし、京都に転勤(左遷)になったことで色々と縁が繋がりそこから出世してとうとう念願のお座敷デビューへ。

 そこから、舞妓の駒子(小出早織)、プロ野球選手の内藤(堤真一)、京都に来る時に別れて来た彼女の富士子(柴咲コウ)らが絡み合ってストーリーは進む。

 植木等が特別出演していて驚いた。

 阿部サダヲがとにかくはしゃぎ回るだけの映画かと思いきや後半になるにつれて前半の振りが生きてストーリーが深くなってゆく。やはりクドカンの脚本は凝っている。

 楽しい映画だったけど自分はお座敷遊びには興味が持てない。金があっても別の遊びをする。元々歴史に興味がないので自分にとって京都は無意味というか価値がない。

 美人の富士子は何故か公彦にぞっこんで、公彦と付き合う為に京都出身と嘘をついていたが本当は三重出身。そのことを白状したら公彦に「三重じゃん!」と言われる。「京都とくっついている。お父さん京都で働いている。京都弁喋れる」と言っても「三重じゃん!」の一言で切り捨てられるシーンがたまらなく好き。