U-NEXTで「THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~」を見た。
監督はイースタンユースのPVなども撮っている川口潤。もうそれだけでこの映画は間違いないと確信。
東京の老舗ライブハウス新宿JAM。
その店が閉店になることになり、メジャーデビュー前に出ていたザ・コレクターズがクリスマスに行ったライブを追ったドキュメント。
コレクターズの中心メンバーである加藤ひさしと古市コータローが当時のJAMとモッズシーンを振り返る。
二人は若い頃にモッズにハマり、そのままずっと30年以上もモッズ。そんなミュージシャンは本国イギリスでも珍しいよう。
メジャーでレコードを出すということが今よりも困難だった頃、二人はそれを目指しやがてデビュー。それからコンスタントに作品を発表し、メンバーチェンジもありながら続けて今日に至る。
武道館ライブも経験しているし、音楽で食えているけれど、ボーカルの加藤ひさしの思い描いていた所にはたどり着いていない。ただ「売れたい」のではなく「これで売れたい」という思いは覚めていないよう。あの歳になってもまだそのモチベーションを保っている熱量には感服するばかり。
好きなものが変わらないからそのまま好きでいる。
何だか久々にコレクターズを聴きたくなった。
いずれ、タイトルの元ネタになった「さらば青春の光」も見てみようと思う。