Ｕ－ＮＥＸＴで「福福荘の福ちゃん」を見た。
主人公の男を森三中の大島美幸が演じた裏宝塚的な異色作。
大島美幸が演じる福田辰男こと福ちゃんは、職場の人達や住んでいるアパートの住人達の循環材的な役を務める面倒見の良い男。ただ、学生時代のトラウマで女性に対してはどうにも奥手。見かねた同僚がライトな見合いのセッティングをするも乗り気になれず駄目にしてしまう。
そんな中、トラウマの原因となった同級生の杉浦千穂（水川あさみ）が過去の謝罪の為に現れる。そこから福ちゃんの日常が変わってゆく。
男を演じた大島美幸については最初、「でも、やっぱり声が女だよなあ」という違和感があったのだが、ストーリーが進むにつれて気にならなくなった。
名バイプレーヤーの荒川良々や平岩紙が作品を支え、昨今の映画やドラマのようにセリフで全部説明してしまう感じもなく、とてもいい感じの作品だった。
